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11 心が乾く前に ページ12

「それでいいんだよ」

「、、は?いいわけないじゃないですか」

「 Aにとっては、の話ね」

「、、それは、そりゃそうでしょ」

「でもあの術式には1000年の歴史が刻まれいる、呪術界にとって失ってもいいものとは言えません」

「いや、失うのはAに子供が産まれ無かった場合だけだ」

「、、五条先生、Aに妊娠を強制させるつもりですか?」

「はは、まさか。自然な流れで授かるのを待つさ」

「待ってどうするんですか。子供を攫うなんてしないですよね」

「しないよ。A自身がそうさせないだろうからね」

「ただ要求はする。作って渡せってね」

「、、人として終わってますよ、」

「だから要求するだけだって。ちょっとした脅しさ」

「いや、、だからってAが帰ってくるわけでもないし、、てか憶念操呪術の使い手は同時に2人は存在しないんですよね?当人の子供に引き継がれるのみならAが死んでしまえばその時点で相伝は途絶えます。」


「、、恵、よく喋るねえ」

「、、イラ」

「、、まあ恵の言う通り、Aが死ねばその時点で憶念操呪術は永遠に失われる。恵はAが自害することを恐れてるんだよね」

「ただ、Aが自ら命を絶つとは思えないかな」

「どうして、そう言い切れるんですか」

「Aはもうかなり追い込まれてます、心も体も」

「、、なんでかな。恵が居るからかな」

「、、俺?」

「てゆーか、僕が本当に心配なのはやっぱAに子供が産まれた時かな」

「?」

「Aはもう呪術界に引退させて欲しいと意思表示をしている、これは宣戦布告みたいなもんだ。そうすると上からすればAの能力自体は欲しいがAの存在は邪魔になる。自分たちに牙を剥くのもAとなると見過ごせないからねw」

「そんでどーする?ってなった時、真っ先にAは殺されるだろうね。誰にも知られない所でひっそりと」

「は、、そんな、憶念操呪術はどうなるんですか、Aが死んだら術式は失われ、、、、 そうか、」

「子供に引き継がれる、、」

「そう、てか上からしたらただ子供だけ攫うよりいっそ殺してしまった方が動きやすいだろうね。術式も即刻手に入る」

「ある児童心理学者の言葉なんだけどね、子供の心は乾く前のセメントみたいなものなんだ。落ちたものの形が跡として残るんだよ」



「、、Aを引き取ったのはそれが理由ですか?」


五条先生は少し動揺した。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵   
作品ジャンル:恋愛
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ニックネーム(プロフ) - ゆささん» コメントありがとうございます🙇品行方正でした、、御指摘本当に助かります😭品性方向、、変な言葉作っちゃいました、、。恥ずかしすぎるので今すぐ修正してきます!!本当に助かりました!ありがとうございます! (1月14日 22時) (レス) id: 60c8ba75e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆさ(プロフ) - コメント失礼します。6話の「品性方向」なのですが、「品行方正」ではないでしょうか??気になってしまっただけなので気分を害されてしまったらすみません!お話楽しく読まさせていただいてます!これからも頑張ってください! (1月14日 20時) (レス) @page7 id: 0969a38c73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニックネーム | 作成日時:2023年8月26日 17時

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