▽美化された危険 ページ17
何も出来ない無力さを感じ、私は目を瞑った
「っと！あっぶね！」
「……ぇ」
少し目を開くと自分が斜めになって止まっているのが分かった
なんで斜めに止まっているのか、
「…ッ！」
「ひゃっ！」
それは私の腕をギリギリで掴んでいる誰かがいて
その誰かの身体に包まれた。
この温かさを私は知っている
「さ、さとみ、くん…」
「大丈夫、か？」
その状況はカレカノだったら二人ともすごくときめく体制で、でも私しかときめかないんだろうなぁって
私は恥ずかしかった、ドキドキしてる
恋、これが恋なのかな？
「あー！ごめん！床にペットボトル置いてた！？大丈夫！？」
後からころちゃんの声がする。でも上手く聞こえなかった
さとみくんに包まれているこの状況にドキドキしすぎて周りの音がよく聞こえない
「あ、あ、だだ大丈夫？」
さとみくんは焦ったような声を出すと私から離れた
「だ、大丈夫…だよ」
やばい、まだドキドキしてる
「ま、まじで大丈夫…？」
どっちに対してだろう？ペットボトルで転んだことか、それとも抱きついてしまったことか
「ほんと大丈夫、だよ」
私は二つの意味を込めてさとみくんに返事をした
「さとみくん顔真っ赤じゃん！！？w」
「さとみまさか〜？？」
「んなっ！ちげえ！お前ら誤解だ！さっきのも！ちげえかんな！？」
やっぱり違うかぁ…って、なんで私ガッカリしてるの。気持ち悪いって思われちゃうよ…
「今のはころちゃんのせいですね、ペットボトルを床に置いとくなんて普通はしませんよ…」
「え！？僕！？えぇ…」
ころちゃんがそう大きな声で嘆くとこの場にいた私たちは大爆笑をした
「はい！これならちゃんと歩けるね！ぴゅーちゃんこっちおいで！」
なーくんの声がする方に歩くと後ろにぴったりさとみくんが着いてきていた
気配には敏感なんだよね、この目だからさ？
「さとみきも」
「…うるせぇジェル」
後ろから聞こえた声は照れたような声で私も何故か一緒に照れてしまった
可愛い一面もあるんだね、さとみくん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 295人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩華ぴあの - 美怜さん» ありがとうございます。https://uranai.nosv.org/u.php/list/osusumeutaite/一応こちらURLです。 (2019年11月16日 18時) (
レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - 彩華ぴあのさん» ぜひ入れてくださるのなら入れて欲しいです！！^^* 好きな作品に入れてくださるなんてとても鼻が高いです^^* ありがとうございますm(*_ _)m (2019年11月15日 23時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
彩華ぴあの - 断ってくれても全然平気です。検索避け必須なら言ってください。 (2019年11月15日 18時) (レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)
彩華ぴあの - はじめまして。彩華ぴあのと書いて「いろはぴあの」と読みます。歌い手オススメ…ってか私が好きな小説プレイリストを作成したいと思っているのですがプレイリストにこの作品を入れてもよろしいでしょうか？ (2019年11月15日 18時) (レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - 雪華-setuka-さん» 泣くやつですか？泣いちゃってください← 好きと言ってくださってとても嬉しいです…！ありがとうございますm(*_ _)m 後日談、良ければ作ってみたので見てくださると嬉しいです笑 (2019年11月4日 17時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美怜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=324f542f19ae936f83fccafe124270c2...
作成日時：2019年9月16日 17時
