【短編】どの世界もわたし色【実況者】

牛沢×特別な誕生日 ページ6

「うしー」
　
　
　
　
　
　
牛沢「んーだ、なんだなんだ」
　
　
　
　
　
　
遊園地の帰り道、手を繋いでうっしーの家に帰る
　
　
　
　
　
　
「楽しかったよ、今日はありがとう」
　
　
　
　
　
　
「おう、まぁ誕生日だしな、これぐらいのことはしないとな」
　
　
　
　
　
　
「本当に自慢の彼氏だなぁ」
　
　
　
　
　
　
「ほらほら、もう外暗いし早く家帰るぞ」
　
　
　
　
　
　
「はーい」
　
　
　
　
　
　
彼の手の温もりを感じながら少し寒くなった気温を肌で感じる
　
　
　
　
　
　
「ふふ、うっしーの手、温かいなぁ」
　
　
　
　
　
　
「家帰ったら酒でも飲むか」






「いいね〜」






話していると彼の住んでるマンションにいつの間にか着いていた。






そして私たちは扉の前まで来た。






「あれ、少し扉開いてる？」






「え、怖いこと言わないでよ、うしさん」






でも確かに…、微かにだが扉は開いている。
　





「鍵はかけたの？」






「もちろん、かけたぜ」






特に気にすることなくうっしーは扉を開けた






「……！？ど、どうしよ、泥棒入った…？」






玄関の電気がついていた。こういうことは忘れないはずの彼だ。






「…や、やべぇかもな」






「こ、怖いよ…」






私は彼の腕に絡みついた






「靴は…6人分か」






「人数が多い…ね」






「…行くぞ」






ゆっくりとリビングに近づいていく。






「ね、ねぇ大丈夫…？」






緊迫した空気が私たち二人の間に流れた






うっしーは無言で扉を開けた






…開けたその時だった。うっしーは私の腕を掴んで扉の中に放り投げられた






見損なった。あぁ、うっしーってそういう人だったんだ──






「「「誕生日おめでとう！」」」






パーン！とクラッカーの音が辺りに響き渡る






目まぐるしく変わる現実に私は目を回す






「え？え？」






ここにいるのは…レトさんガッチさんキヨくん、フジくんこーすけくんヒラくん。そして、






「改めて誕生日おめでとう、A」






「も〜怖かった…」






「わらぃわりぃ笑」






「さっ！プレゼントも持ってきたから早くご飯食べようぜ！」





　
キヨくんの声でみんなテーブル近くに座った






私は今日の恐怖と心嬉しさを忘れることは決して無いだろう。




────




勝手ながら作者が7月3日誕生日のため、書かせてもらいました笑

レトルト×ポッキーゲーム→←フジ×北海道弁

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す