予告状28 ページ30
コナン「怪盗キッド!?」
カーテンと同色でマントをなびかせて私たちの前に現れたのは月下の魔術師と世間から呼ばれる怪盗キッドだった
「ど、どうして…」
キッド「どうやら名探偵からカードもらってねぇんだろ?だから直接渡しに来た」
キザな口調はどこかに捨てたのか、快斗の時と同じ喋り方だ
コナン「お、おい怪盗キッド!」
キッド「んー?なんだ名探偵、怖い顔すんなって?警察に突き出すのか?」
コナン「……いや、今日はいい」
キッド「まぁ今日は盗む気ねぇからな」
『今日は』??
コナン「今日は、って…」
キッド「ま、そのうちな〜♡」
私は吐き気を覚えた
「…ほら、カードちょうだいよ」
怪盗キッドがいつの間にか持っていたカードを無理やり取るとそのカードの文字をじっと見た
闇が月を覆い隠す頃
目に見えぬ隠れた貴方のハートを
何度かに渡って頂きに参上する。
怪盗キッド
「ほーん…」
キッド「ま、まぁそういうことだから」
キッドは頬を少し赤く染めてシルクハットで顔を隠した
所詮、高校二年生ってわけだ。やっぱり多少は照れるんだな
コナン「ったく、キッド本気かよ…」
キッド「おめぇには彼女いるんだろ?じゃあAは貰うぜ」
私、誰に貰われるとか言ってない
コナン「…俺はAのことを恋愛対象としては見てねぇから。この姿での協力者ってことだ」
誰もキッパリ言えなんて言ってねぇ
でもこれで「俺もAのことが好きだ」なんて言われたらそりゃあメガネのクソガキに腹パンするわ
私は2人だけで話が進んでいるので、パンッと一度手を叩くと同タイミングで肩を震わせ2人して私を見た
似たもの同士、ってところかな
「とりあえず、私はまだキッドのことは好きじゃない。まぁ、ね…好きにさせてよ」
キッド「…えぇ、必ず好きにさせてみせますよ」
もう片足突っ込んでるかもなんて、ね
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真昼 - 更新続きますか? (2022年5月1日 16時) (レス) @page33 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
チイナ(プロフ) - 誰か評価をもっと押す方法を教えて?毎回毎回押しちゃうんだが。え、どうしよぉ。 (2019年6月16日 19時) (レス) id: f759a37db1 (このIDを非表示/違反報告)
まいい - 更新頑張ってください! (2019年6月16日 16時) (レス) id: 1fd4e7ac25 (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年5月30日 15時) (レス) id: 7dac3f8417 (このIDを非表示/違反報告)
名無し49952号(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2019年5月13日 23時) (レス) id: c4bcbac2d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美怜 | 作成日時:2019年5月2日 19時