【怪盗キッド】愛の予告状【名探偵コナン】

予告状２７ ページ29

「誘拐されて暴力の嵐でね、それで、」
　
　
　
　
　
　
　
コナン「ちょ、ちょっと待てよ！」
　
　
　
　
　
　
　
「ん？」
　
　
　
　
　
　
コナン「誘拐って…」
　
　
　
　
　
　
コナンは冷や汗をかいて私を見た
　
　
　
　
　
　
「名前は浜山…なんだっけか。男性で少し太った体型だった」
　
　
　
　
　
　
キモ男代表みたいな顔してやがったな
　
　
　
　
　
　
「だからね…」
　
　
　
　
　
　
私は包帯の一部を取ってコナンに見せた
　
　
　
　
　
　
「全部、痣」
　
　
　
　
　
　
コナン「み、見せんなよ…」
　
　
　
　
　
　
「ソーリーソーリー」
　
　
　
　
　
コナン「A…さ、一人で脱出したのか？その痣だらけで」
　
　
　
　
　
　
「いいところ聞いて来ますねコナンくん、実は助けてもらったんだ」
　
　
　
　
　
　
コナン「誰に？」
　
　
　
　
　
　
「怪盗キッド」
　
　
　
　
　
　
コナン「……は？」
　
　
　
　
　
　
コナンは目を丸にさせて私を見た
　
　
　
　
　
　
「怪盗キッド」
　
　
　
　
　
　
コナン「いや、お前嘘だろ？」
　
　
　
　
　
　
「…あとから分かったんだけど、服に盗聴器とGPS着いてた」
　
　
　
　
　
　
まぁ潰したけど、と付け加えるとコナンは安堵した表情を見せた
　
　
　
　
別に怪盗キッドさ、お前の正体知ってんだからいいでしょうが
　
　
　
　
　
　
コナン「…怪盗キッド、本当にAのこと好きなんだな」
　
　
　
　
　
　
「なんかコナンみたいだね。正体隠しながらも恋してるって」
　
　
　
　
　
　
コナン「ば、バーロー…んなんじゃねーよ…」
　
　
　
　
　
　
「照れちゃって〜」
　
　
　
　
　
　
私はコナンの頭をガシガシ撫でた。もう撫でてもねえか
　
　
　
　
　
　
コナン「うわっ！ちょ！なにやるんだよ！？」
　
　
　
　
　
　
「守るものがあっていいじゃない、新一」
　
　
　
　
　
　
コナン「……まぁな」






頬赤くしちゃってよおー




あーあ、快斗かあ…

　


私から見て快斗は恋愛対象なのか、イマイチ分からないんだよな…




「確実に」って言葉が言えない




「もしかしたら」の方が今の私には合っているのかもしれない






？「お二人だけで楽しんでいらっしゃるのですか？良ければ…私もよろしいでしょうか？」






急にベランダのドアから風が入り込み、カーテンが目の前の人と同化してなびかせている






コナン「か、怪盗キッド！？」

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