予告状23 ページ25
キッド「…もう少しで警察が来る。お前は捕まって一生Aに近づかないことだな」
もうキッドの面影はなかった。
キットの格好をした快斗、そう言った方が正しいかもしれない
キッド「…歩けるか?」
「キッドさん、口調直さないと」
彼の唇に人差し指を当て、いつものキザなキッドに戻そうと試みる
キッド「…そうですね、Aさん、歩けますか?」
「ごめん、力が入らない」
キッド「分かりました、では体の力を抜いてー…」
キッドは私の肩と腰に手を回すと宙に浮いた
「えっ、えぇ!?はっ!?お、お姫様抱っこなんて聞いてない!?」
キッド「力が出ないんでしょう?無理やり歩かせるのは私としても心苦しいので…お姫様抱っこで。私の方に寄って、空を飛びますよ」
浜山「ちょ、まちやがれよ!」
キッド「どうされましたか?」
キッドは浜山の方を向いた。私も自然と浜山を見る形となった。
アイツは今の一瞬で変わり果てていた
猛獣、その言葉が今のアイツには合ってる
浜山「Aちゃんを奪うな!俺のAちゃんを!!」
キッド「…さっき言ったでしょう、あなたは警察にいずれ捕まる。一生近づくな、と。それと…」
キッド「Aは物じゃない、次その言葉を言ってみろお前」
懐からトランプ銃を取り出し浜山に向けた
キッド「次はどうなっても知らねぇぞ?」
「……あ、」
遠くからパトカーのサイレンの音が聞こえる
「キッド…」
キッド「……えぇ、そうですね。ではせいぜい刑務所でいい生活を」
キッドは外に出ると少し走ってマントの形を変えて空へ飛び立った
「いつもこの景色を見ていたんだ、キッドは」
しばらくすると下にはイルミネーションみたいに様々な光が同時に輝いていた
キッド「…怪我、大丈夫か」
深刻そうな顔しやがって
「んー、痛いけど怪盗キッドが来てくれたから」
キッド「…ほんと、適わねぇや」
「…ばーか」
私はキッドに聞こえる声で言った
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真昼 - 更新続きますか? (2022年5月1日 16時) (レス) @page33 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
チイナ(プロフ) - 誰か評価をもっと押す方法を教えて?毎回毎回押しちゃうんだが。え、どうしよぉ。 (2019年6月16日 19時) (レス) id: f759a37db1 (このIDを非表示/違反報告)
まいい - 更新頑張ってください! (2019年6月16日 16時) (レス) id: 1fd4e7ac25 (このIDを非表示/違反報告)
鬼羅(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年5月30日 15時) (レス) id: 7dac3f8417 (このIDを非表示/違反報告)
名無し49952号(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2019年5月13日 23時) (レス) id: c4bcbac2d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美怜 | 作成日時:2019年5月2日 19時