【怪盗キッド】愛の予告状【名探偵コナン】 (ページ11)

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予告状９ページ11

「はぁ…」
　
　
　
　
　
　
マンションの屋上階に住んでいる私はベランダに出てため息をついた
　
　
　
　
まぁ屋上に住んでることは…ちょっとあれね、親が海外で働いててセキュリティがすごいところに住ませた結果がこれね
　
　
　
　
自分で金持ちって説明してなんだか恥ずかしいわ
　
　
　
　
てか、そんな話でため息をしている場合じゃないわ
　
　
　
　
　
　
「キッドってバカみたい…」
　
　
　
　
　
　
適当なキザセリフを吐いて楽しいわけ
世の中の女性が自分のものだって錯覚して嬉しいわけ？
　
　
　
　
くだらない。その一言に尽きる。
　
　
　
　
　
　
「ったく、昨日は散々だったなぁ」
　
　
　
　
　
　
そうだ、そうだよ昨日だよ
　
　
　
　
昨日はキッドが去った後が大変だったんだ
　
　
　
　
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コナン「これはおめぇ宛て…だな」
　
　
　
　
　
　
コナンは苦笑いをしてポケットにカードをしまった
　
　
　
　
　
　
「ちょっとそのカード見せてよ」
　
　
　
　
　
　
コナン「ハハ、どうやらおめぇ、やべぇやつに好かれたな…」
　
　
　
　
　
　
「は？……全力で草生やして現実逃避したいかな」
　
　
　
　
　
　
世の中どうしたもんか。大怪盗に恋されるなんてな

てか手紙見せろよ
　
　
　
　
それからというもの、メディアが美術館に押し寄せて何故か予告状に書かれていた「一人の女性」が私だと確定された
　
　
　
　
何で確定したんだ？まぁ合ってるっちゃ…合ってますけど？
　
　
　
　
「大怪盗、怪盗キッドに愛される気持ちは？」
　
　
「キッドとお付き合いはされるんですか？」
　
　
「月下の奇術師、怪盗キッドの素顔は見たことがありますか？」
　
　
　
　
答えはただ一つ。
　
　
　
　
　
　
「キッドに興味なんてありません」
　
　
　
　
　
　
半強制にインタビューさせられちったから、半ギレしたわ
　
　
　
　
キッドのために時間が無くなるなんてクソ喰らえだ