甘さ加減��３５ ページ37
「あ、レイちゃん、最後ちょっと残ってくれる？」
「はいっ！わかりましたぁ！」
閉店の時間になって掃除をみんなで終わらせる少し前、レイちゃんに私は話しかけた
誰かこの勇気を称えて
というかその喋り方は私以外の人いる時専用なのね
「じゃあみなさん帰って大丈夫ですよ！私が最後するので！」
私は店にいる店員全員に大きな声で伝えた
店長は既に用事で帰っている
なんと彼女とデートだとか
「相澤先輩……、」
「カナちゃんも帰ったら？ね？」
心配そうな顔で私を見てくる
だけどカナちゃんは力強くうなづいて店を出ていった
「よし、じゃあレイちゃん」
相手の逆鱗に触れないよう優しく喋る
「最後までここに残らせてなんなの」
「最近さ、悪い噂を聞くようになっちゃってさぁ〜、」
「もしかしてだけど、レイちゃんが流した噂なんじゃないかなって、ね」
最後の�爐有瓩飽勸気鮃�めてレイちゃんに向けて言った
「…………ッ、」
「黙ってても伝わらないよ？」
「…ふふっ、ふはハッ、」
「そんなに面白い？」
「えぇ、面白すぎて涙が出てくるくらい面白いわ」
どんどんレイちゃんが魔女に見えてくる
「その噂を流したのは私よ？きっとここに働いてる全員が耳にしてると思うわ」
「私が店長と付き合って夜の関係持ってるって？お店の利益落としてるの私だって？」
「あともう一つ、」
レイちゃんは細い人差し指を自分の唇まで持ってくると、口が裂けるぐらい笑った
「相澤A、最近変な事言ってるんだって？」
「……なに」
「涙が甘いって」
「…………っ、」
四ヶ月のどこか、カナちゃんにしか話してないのに、盗み聞きしたの？
「それ、笑い話にしちゃった、きゃはっ！」
私が真面目に思っていた涙の甘さを、レイちゃんは、
「きゃはははははっ！！」
完全否定した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怜 - 幸せな時間をありがとうございます (2022年11月1日 23時) (
レス) @page50 id: 4fbcb5baed (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 初めまして。米津さんが好きなので、読みに来ました。感動です！！私は、3月10日の幕張公演当たって参戦しました！ほんとにやばかった！また行きたい (2019年3月17日 14時) (レス) id: 263b1e381e (このIDを非表示/違反報告)
華ノ子(プロフ) - さいっこうに面白かったです！キヨとレトさんのも絶対読みます！がんばって！ (2018年11月25日 16時) (レス) id: ed7dadd27f (このIDを非表示/違反報告)
真龍(プロフ) - 最高でやばいよ興奮状態だよ、、更新頑張って！ (2018年11月24日 23時) (レス) id: cad0db13a6 (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - Alice/今でもあなたは私の光さん» 色んなところにコメントありがとうございます！とてもやる気が出てヒートアップします！o(｀ω´ )o (2018年10月20日 23時) (レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美怜 | 作成日時：2018年10月19日 23時
