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中身のない情事の後、彼女はいつものようにシャワーを浴び、脱ぎ散らかした服や下着を拾い集めながら帰る支度をしていた。
『ねぇ、マリーさん』
“なに、ツバサくん”
『次はいつ来てくれるの？』
彼女との行為は身体的な快感はあっても精神的なものは全く伴わない。
ただただ疲労感を覚えるのみで本音はあまり来て欲しくない。
しかし、この仕事ではいかに客を満足させられるかが売り上げに繋がってくる。
偽物の笑顔を貼り付けて、嘘八百並べ立てて金ヅルを僕に依存させるんだ。
“しばらく1人でフランスに旅行にいこうと思うの。だから1ヶ月後くらいかしら”
なんだよ、1ヶ月も来ないのかよ、来月の売り上げ下がるじゃん、なんて気持ちに蓋をしてまるで子犬のような顔で彼女に擦り寄る
『マリーさんと会えないの、さみしいな』
“1ヶ月なんてすぐよ”
そう言うと彼女は軽いキスをして部屋を出た
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咲良(プロフ) - 待ってます！自分のペースで更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年5月16日 23時) (
レス) id: 69cc153278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺乃 | 作成日時：2019年5月6日 0時
