JW短編集 虹色×緑

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神山side



｢じじじじじ女装？！？！」



手越くんのカバンからはでてくるでてくる女性物のアイテム。



内巻きがかかったミディアムヘアーのウィッグ、
上品なセットアップの○○○、フリルがついた……



「……下着も着なきゃダメなんですか…？」




「やるなら徹底してやんなきゃ！！
ほら！全部着てみて！！」



めっちゃワクワクした目で俺を見つめる。
そんな目されて、断れるやつこの世にいるんだろうか……




「わ、分かりましたよ！着てきますっ！！」









「うっっっっっわ！！！！！
神山くんすげー可愛い！！どっからどう見ても女の子！」



いやいや、それを言うならあなたも……



俺が着替えてる間に手越くんも着替えてたらしい。



もう完全に男には見えないくらい女の子になりきってる。さすが手越くん。




いやしかし、男2人。


しかもジャニーズが、恋人を尾行する為に女装してるこの空間、もはやカオスとしか言いようがない。



「化粧品も沢山持ってきたから！」




もう、やるしかないわ。。。








手越side




今日俺が大阪にまで来て神山くんに会いに来た理由。



それはただ一つ、最近まっすーが怪しいから。



帰りも遅いし、休みの日もいつも家を空けている。


あんなに出不精だったまっすーがだよ？



そんなある日、楽屋で俺らの出番を待っている時にまっすーの携帯が鳴った。


そこに浮かび上がった 「小瀧｣ の文字。



「「昨日はありがとうございました！今日もよろしくお願いします！！」」



ん？こたき、こたきってどこかで……あ、もしかしてジャニーズWESTの小瀧くん？！
しかも昨日とか今日もって、、怪しすぎる。





それから俺は徹底的に小瀧君について調べた。




そしたら同じメンバーの神山くんって子と付き合ってるらしいじゃん？




こんなにまっすーと小瀧くんが出かけてるなら、
神山くんだって俺と同じ想いを抱いてるはず。


そしたらいても経っても居られなくて大阪に飛んでた。 大量の女装アイテムを持って。

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