JW短編集虹色×緑 (ページ29)

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緑side

「気持ちいい？」なんて、聞かなくても分かってるくせに。

胸を弄られる度、押し寄せる快感で、無意識に「あっあっ」と声が漏れてしまう。

このまま自分で思いっ切りシゴいて果てちゃいたい…っ！

やけど、それ以上にしげのことをとろっとろに気持ち良くさせたい。

緑「だいきのこと、最高に気持ち良くさせてあげるな…？」

しげの肩に手を置き、ぐっとベットへ押し倒す。

上から眺めるしげの顔には動揺が見えて、頭の上には「？」が浮かんでいる。

俺だけに支配されてるしげ、これって最高のシチュエーションやない？

緑「んっ、ちゅ、っはぁ」

耳元から首筋へちゅ、ちゅと唇を這わせる。

時折汗ばんだしげの肌を舌先で啄けば「っ、」と息を飲む音が聞こえてきて、ますます俺を昂らせる。

しげから貰ったお茶を飲んでから、今まであれ程感じていた「恥ずかしい」って感情が完全になくなっちゃったみたい。

「大好き」「甘えたい」「もっと触れたい」「しげと、一つになりたい」って、今までずっとずっと胸に秘めていた想いが何故か今は抑えきれへん。

緑「っはぁ、もうだいきのここパンパンやね？」

赤「あっ、神ちゃん、そこ…っ！」

緑「あっ！神ちゃんって言った！ともって呼んでくれへんかったから、直接触ってあげへん！」

本当はしげに呼ばれるなら何だって嬉しい。
やけど、困らせたくてついつい悪態をついちゃう癖は甘えられるようになっても治らないらしい。

緑「んっ、」

俺が貸したスウェットのズボンをずらし、下着の上から大きくなったソレを咥える。

緑「んっ、ふぁっ、おっきい…っ｣

はむはむと優しく刺激すればむくむくと更に主張してくるしげのモノにきゅんっと胸が音を鳴らす。

俺にこんなに興奮してくれてるん…？

赤「っは、とも、もう我慢出来へん…！」

緑「ひゃっ、だい、きっ！んんっ！」

ぐっと顔を掴まれ、思わず視線を上げれば快感に蕩けたしげの顔が近付いてくる。

その瞬間に触れたしげの唇は火傷しちゃいそうなくらいに熱い。

緑「はぁっ、んっ！」

舌先で歯列をなぞられれば、その快楽に思わず腰が砕けそうになる。

甘いリップ音と唾液が絡み合う音がいやらしく部屋に響いて、身体の奥のムズムズが止まらへん。

緑「んっ、もう僕も我慢出来へんよぉ！とものこと、大毅の熱いのでいっぱいにして？」

強請るようにそう囁いて、しげを見つける。
視線の先には獣の目をした顔が映った。

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