恋柱の継子 ページ5
Aが目を覚ました。
鬼殺隊の間では、色男として有名なこいつがまさか、女だったとは思わなかった。
『水柱様じゃないですか。こんちには』
あいつは少し変わった奴だと思っていた。
男には面白く、女には優しく接する正確で、
柱でも関係なく接してくる。
話しているといつの間にか、親しくなるのだ。
噂では、鬼殺隊の間でAが好きな女たちによる集団が作られているそうだ。
鬼殺隊の色男と言われるのも納得だな、と思っていた。
『ん…』
「目が覚めたか?」
俺の声に気付き、起き上がりながらこちらを見た。
『み、水柱…様…!?』
とても驚いた表情でこちらを見ていた。
それもそうだ。
Aに一つしかない風呂を先に譲り、その後俺が入ると、Aは実は女でしかも裸を見てしまったのだから。
「先程はすまなかった。まさかお前が女だとは_」
『ぉ…こ』
なんと言った?
「今、何と_」
『お、お、お、男!?』
え?
なんだ、この以上な怯えは?
「おい、大丈夫か」
『ヒィイイイイ!!』
俺が彼女に触れようとすると、身体を震わせていた。
『さ、さ、触らないで下さいッ!』
ど、どうすれば良いんだ?
オロオロとしていると、Aが呟いた。
『隊服…』
「隊服?」
『隊服下さい…お、男の服…』
「隊服ならば、その布団の隣に_」
『で、出てって下さい!』
そう怒鳴られ、俺は部屋の外に追い出された。
Aの言動に俺は不思議でしかなかった。
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黒孤 - 夢主ちゃんかわいいですね!!ギャップが好きです!!更新頑張ってください!! (2019年10月27日 23時) (レス) id: d64dd6f51c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - コメント失礼します。とても面白いですね。更新待ってます。 (2019年10月27日 19時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユラン | 作成日時:2019年10月7日 13時