恋柱の継子 ページ3
私の生い立ちを話そう。
私は赤ん坊の時から捨て子だった。捨てられた場所から近くだったのが吉原だったので、産み親はおそらく遊女だったのだろう。
そんな赤ん坊に気付き拾ったのが、育手である私の師匠だった。
その人は、私をまるで娘のように育てて下さった。
成長すればするほど、容姿は徐々に可愛らしいものから美しいものへと変わっていった。
それで、周りからあれよこれよと愛でられていた。
しかし、裏では同い年の女の子に嫉妬され、いじめられることもあった。
そこまではまだ良かった。
私の身体が大人の女性へと変化する中、見ず知らずの男に襲われることが多かった。その為、私は"男性恐怖症"というものになってしまった。
男に怯える日常に、私は外へ出ることさえできなくなってしまった。それを見て、あの人は言った。
「私はお前を女とは見ない。珀曖 A。お前は今日から男だ」
そして、私は男を克服するために、男になった。
しかし、一つだけ欠点がある。
男と接する際、
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黒孤 - 夢主ちゃんかわいいですね!!ギャップが好きです!!更新頑張ってください!! (2019年10月27日 23時) (レス) id: d64dd6f51c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - コメント失礼します。とても面白いですね。更新待ってます。 (2019年10月27日 19時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユラン | 作成日時:2019年10月7日 13時