8 ページ8
Side 脇
片付けをしているAを横目にソファに寝転びながらスマホをいじっていたら
Prrr…prrr…
社長からだ
脇「…お疲れ様です」
社「お前なんしよーとや?」
脇「Aの家です…」
社「11時集合って言ったやろうが!早よ来い」
脇「すぐ向かいます」
そう、今日は11時集合だった
さっき時間を聞かれた時にやっと思い出した
Aが帰ってくる時間からその次の日は何もないように社長が気を利かせてくれているのだが、今日はどうしても外せないらしい
申し訳ないと謝られたが、仕事だし社長は何も悪くない
やばい、なんて言い訳しよう、怒られる、とか考え始めた時に、後ろから
『やっぱり』
と呆れた感じで話しかけられた
『さっきの返事でなんか怪しいとは思った もう片付け終わったし、洗濯物も乾燥までできるようにセットしたから、事務所行こ?』
脇「ごめん」
軽く髪をセットし、2人で車に乗った
途中コンビニに寄ってから事務所に向かう途中で
『仕事あるんやったらお迎え大丈夫やったのに』
と申し訳そうに言うA
脇「やけん、早よ顔見たかったとって」
『じゃあ将人ん家でよかったやん?』
脇「でも片付けとかしたいやん?」
『それでも仕事優先やろ?』
脇「そうやけど…」
『アラームもかけてないし』
競技最優先のAは俺に仕事を優先しろと言ってくれる
それでも彼女を優先したくなるのが男な訳で
なんとなーく怒られそうな雰囲気を感じとり、静かに運転に集中した
71人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さ - オリフラ外してください (2019年12月17日 10時) (レス) id: bf8e986980 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コロ | 作成日時:2019年12月16日 22時