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36 勇気がなくて ページ36

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TH「これは、ジミンが自分の病気を知る前の手紙。くだらない内容だからAが気にするようなものじゃない」


「じゃあ、見せてよ」


TH「…やだよ。だって、あれだよ。どの子が可愛いかとか、どのAVが良かったかとか、男子高校生が話すくだらない内容だよ。Aが読むような内容じゃないし」





 





相変わらず、嘘が下手なんだね。


泳ぐ視線と、変にスラスラ出てくる言葉。


それが自分の嘘をつくときの癖だって、テヒョンあんた、気付いてる?





 





TH「A、信じてないでしょ」


「もっとうまく嘘がつける様になってから言ったら?」


TH「えー、本当なんだけどなあ」





 





するとテヒョンは話の方向を変える様に、私を呼ぶ。





 





TH「A、」


「ん?」


TH「ジミンに、会いに行こう」


「…え、」


TH「墓参りは行っても、ジミンの実家には、行ってないでしょ?」


「…それは、」





 





ジミンの実家は、避けてきた。


というより、ジミンで溢れたあの家に、足を踏み入れる勇気がなくて。


きっと泣いてしまう。


私が泣いたら、きっとジミンの御両親を、悲しませてしまうから。





 





TH「ジミンのお母さん、Aにずっと会いたがってた」


「え、」


TH「会いに行こうよ」


「でも、」


TH「泣いたっていいよ。慰められないけど、でもきっと…俺も一緒に泣くから」


「なに、それ…意味わかんない」


TH「Aが涙もろいの、いまに始まった事じゃないし。ジミンだってジミンママだって、知ってる事じゃん」





 





テヒョンの言葉は、私のこの10年止まっていた足を動かした。


ジミン、勇気がない私で、ごめんね。





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緋夏(プロフ) - きむみんじさん» ありがとうございます(´;ω;`)そんな嬉しいコメントを頂けるなんて…!とても幸せです(´∀`*)みんな大好きなので、その思いを感じていただけて良かったです!ありがとうございました! (9月19日 11時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
きむみんじ(プロフ) - 遅ればせながら……重い題材を扱いきれてるところ。。。文章力がすごすぎます! 誰の思いもないがしろにしないところ、登場人物への愛着を感じました。素敵なお話ありがとうございました! (9月19日 7時) (レス) id: 0cae345439 (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - みいさん» こちらこそ読んでいただけて幸せです(´∀`*)号泣してくださるなんて…!!ありがとうございました! (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - 轉さん» わあ、私のお話で感動していただけて私が感動です!!ありがとうございます(´;Д;`) (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
みい - 号泣です。こんなに素晴らしい作品を、読ませていただけて、幸せです。 (9月10日 16時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋夏 | 作成日時:2018年3月28日 13時

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