page.27 ページ28
.
俺たちの初戦は5試合目。
俺らのクラスの女子はいきなり1試合目からあるらしいので体育館へ向かう。
コートの近くへ行くと、そこには翔吾さんと壱馬さんと北人さんの姿があった。
翔平「 あれ、翔吾さんおはようございます！何でここにいるんすか？翔吾さん7組っすよね？」
翔吾「 せやで。俺の彼女が6組で、それで見に来てん。」
樹「 北人さんも一緒なんすね…？会長さんは仕事とかないんすか？」
北人「 今はないよ？……それに、Aちゃんに応援しに行くって言ったからね。」
はっきりとそう言った北人さんは、俺を見据えていた。
俺は何も言えなかった。
『 …ッ、か、壱馬さんは何でここに…？』
壱馬「 あぁ、俺は普通に6組やからその応援、？まぁ、Aを見にきたって言っても間違いにはならんなぁ。笑 」
『 そ、そうなんすね…。』
コートの側でそんなことをしていたら試合が始まった。
北人「 Aちゃん、相当気合入ってると思うよ？カッコ悪いとこ見せられないからって俺にシュート習いに来てたし。」
壱馬「 ………誰に、カッコ悪いとこ見せられへんのやろなぁ？笑 」
北人「 ッそれは…見てるみんなとかクラスメイトとかでしょ！」
俺に突っかかりたいのであろう北人さんと、それに面白半分でチャチャを入れる壱馬さん。
その横で、試合に見入っている翔吾さん・樹・翔平。
クラスメイトの男子曰く、顔面偏差値の高さも相まって試合より注目を集めていたとかいなかったとか。
何となく見ていたら、翔吾さんの彼女さんとAちゃんがマッチアップした所だった。
翔吾「 七海〜！いけ〜！」
北人「 Aちゃん、シュート！いける！」
" A「 ……慎くんの頑張れって声が聞こえてきたの。そんなのさ……
…いつも以上に頑張るしかなくない？」''
『 Aちゃん、頑張れ…！』
その後、マークを華麗に交わしたAちゃんは鮮やかにシュートを決めた。
……それが決勝点となった。
____俺の声は、ちゃんと届いたのだろうか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうな(プロフ) - m.さんのお話、めっちゃ読みやすくて好きです!!更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2021年3月26日 14時) (
レス) id: 59c519f89c (このIDを非表示/違反報告)
m.(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）私生活が忙しかったりして更新遅くて申し訳ないです…頑張ります！！！ (2021年3月20日 5時) (レス) id: 8e0303ce91 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 展開がすごく楽しみです！更新頑張ってください！！ (2021年3月7日 13時) (レス) id: eb7449c30b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：m. | 作成日時：2020年12月5日 7時
