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そして、Aちゃんたちは順当に準々決勝も勝ち進んだ。
…次は勝負の準決勝。これに勝てば全国が決まる大事な一戦。
コートに入って行く前に、運良く話しかけることができた。
『 Aちゃん、！…頑張れ。』
A「 慎くん、ありがとう！…頑張るね。」
Aちゃんが出た試合は大接戦で長時間に及んだ。
観ているこっちが緊張して、手に汗握った。Aちゃんの強い想いが伝わってくるような試合で、応援にも力が入る。
『 Aちゃん、頑張れ…！』
気づいたら、叫んでいた。 …届いてるといいな。
そして、俺たちの学校が勝利した。コートの中で泣いて喜ぶAちゃんを観て、心が震えた。
コート外のメンバーも涙を流して喜んでいた。
翔吾「 ほんまにすごい…全国やぁ…。」
樹「 ……やばいっすね、ちょっとなんて言ったら良いかわかんないっす……。」
翔平「 俺たちも頑張らないとなぁ。」
みんなが感動の余韻に浸る中、挨拶をしてベンチに戻ってきたAちゃんに違和感を覚えた。
応援してくれた人に挨拶をした後、ベンチに座ってから一向に動こうとしないAちゃん。
『 Aちゃん…？』
俺はベンチの側まで駆け寄った。すると、
A「 ﾍﾍｯ、もうへとへとで動けないや。笑 」
額に尋常じゃない汗を浮かべる、いつもの笑顔のAちゃんが居た。
…そう、Aちゃんの右膝は既に限界を越えていたのだ。
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ゆうな(プロフ) - m.さんのお話、めっちゃ読みやすくて好きです!!更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2021年3月26日 14時) (
レス) id: 59c519f89c (このIDを非表示/違反報告)
m.(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）私生活が忙しかったりして更新遅くて申し訳ないです…頑張ります！！！ (2021年3月20日 5時) (レス) id: 8e0303ce91 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 展開がすごく楽しみです！更新頑張ってください！！ (2021年3月7日 13時) (レス) id: eb7449c30b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m. | 作成日時：2020年12月5日 7時
