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“お待たせ、外出てくれる？”
うわ…
ほんとにLINEきた…///
じーって画面を見ても、夕方LINEした翔くんからだ
間違いなんかじゃないんだ
それに、もう日付は過ぎてるけど、昼寝のおかげであまり眠くないからちょうどよかった
こっそり部屋を出て、玄関を開ける
まーくん以外帰ってきてないから、多分、夜中に出てもバレないと思うけど…
すると、外でスマホを持った翔くんが立ってた
翔「お姫サマ、行きましょうか」
手を差しのべられて、条件反射で手をのせた
翔「車停めてあるんだ、そこに」
あ…なんかすごい高級車なんだけど…
さすがスーパーアイドル
翔「どうぞ？」
スムーズに助手席のドアをあけてくれて、その仕草だけでドキッとした
…わ…、私嵐さんの車に乗ってるんだ…
翔「よし、レッツドライブ！」
「わ、待って、翔くん…シートベルトが…」
暗くて、シートベルトがはまらない…っ
しばらくカチャカチャ、シートベルトに悪戦苦闘
すると、ふって笑った翔くんが、私に覆いかぶさるみたいに前に乗り出した
翔「初っ端から可愛いことしてくれるね」
首筋がドアップで恥ずかしくて、どうにか後ろにへばりついたけど、あまり効果なし
唇が翔くんについちゃいそうで、首ことぐるんって横を向いた
翔「…そんなあからさまだと、傷つくよ？(笑)」
カチャン、って音がして、シートベルトがはまったことがわかった
よいしょ、って翔くんが離れて、やっと普通に息ができる
「すみません…//」
翔「よーし！今度こそレッツドライブ！」
夜中なのに、テンションが高い翔くん
お仕事忙しいみたいだし…大丈夫なのかな？
そんな私の視線に気がついたのか、翔くんが片手で私の頭をくしゃって撫でた
朝と同じくらい…、いや、それ以上にドキドキして死にそう
翔「Aの頭、ちっちゃい(笑)」
「翔くんの手が大きすぎるんです…」
だけどその言葉には何も答えずに、翔くんは車を発進させた
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作者名：まれ
| 作成日時：2015年3月15日 13時
