モノクロ５＜ARS＞ (ページ12)

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智「今日はパンケーキがいいなぁ」

「い、や…//あの、…皆さんの意見もありますしっ//」

智「ねぇ、いいよね？パンケーキで、ね？相葉ちゃん」

雅「…うん」

智「ほぉら、だいじょぶ！つくってー」

「いや、あの//潤くんは…？和くん…翔くんはまだいないですけど…」

潤「…、まず離れたら？このクソ暑いのに鬱陶しい」

…そう言われるのも、私が悪い

さっきから智くんは、私のお腹に手をまわして、私に後ろからぴったりくっついてる

歩きづらいやら、暑いやら…

それ以上に甘えてくる智くんが可愛くて、嫌ってはっきり言えない私が悪い

智「朝から不機嫌だなぁ、松潤は。なにが、気に入らねぇの」

耳元で聞こえる智くんの声に、否応なしにドキドキしちゃう

潤「…あんたが一番わかってんだろ」

雅「ちょ、２人とも…」

潤「お前だって、そうだろ？」

雅「…」

すると、後ろでバタンって大きく開いたドアにびくってして振り向いたら

翔くんが立ってた

翔「…朝から空気悪い。とりあえず、智くん離れて。俺割と急ぎなんだわ」

“A、コーヒーとトーストでいいよ”

そう言って、翔くんが微笑む

智「…」

仕方なくって感じに、智くんが私から離れた

私はというと、急いで食パンを焼いて、コーヒーをいれる

和「…A、メロンパン」

和くんがのそのそ歩いてきて、まーくんの隣に座って呟いた

「メロンパン…、えっと、棚のとこにあります！コーヒーはブラックで…」

その間に、チン、ってパンが焼けた音がした

潤「手伝うよ？(笑)」

潤くんが、さっきとは全然違う声のトーンで話しかけてきてくれて

少しだけ、ほっとする

潤くんに、翔くんと和くんにコーヒーを渡してもらって、私はパンを取り出す

まーくんが近寄って、申し訳なさそうに笑った

雅「A、俺らの朝食はなんでもいいよー」

ちら、と智くんを見たら、むすって唇が尖ってた

可哀想だから、あとで、パンケーキ作ろう

「智くん、ちょっと待っててくださいね？潤くんとまーくんは…、パンでも焼きましょう！ねっ」

久しぶりに揃う５人の朝食の準備は、結構大変だ

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