モノクロ５＜ARS＞ (ページ2)

今日:21 hit、昨日:4 hit、合計:688,491 hit

１６２ページ2

.

たぶん、まーくんは私が翔くんからなんか言われたんだろうと思って

肩をぐって抱き寄せて、翔くんが見えないようにしてくれた

だけど、まーくんも、DVD見たら幻滅するのかな

和「なになに、A泣かせてんの誰」

潤「…、ん？それ、新作じゃん。誰の？」

潤くんがDVDのことを言ったのに気づいて、ぎゅうって目をつぶった

翔「A、俺らのDVD買ったんだ？」

ぽろぽろ流れてくる涙が止まらない

まーくんが、ぽんぽん、って肩を叩いたらもっと止まらなくなった

雅「…A、なんでそんなに泣くの？俺まで泣けちゃうよ～(笑)」

…？

潤「じゃ、今度見る？」

和「何日のはいったんだっけ」

な、なんか皆普通だ…

おろおろしてると、まーくんがにこにこ笑った

雅「やっとファンになってくれたの？ありがとうっ」

意味がわからない

ファンになってもよかったってこと？

…嫌われてないってこと？

翔「なんでそんなに隠そうとしたわけ？」

「…っ、…ファンになったら嫌われるかと…思って」

翔「なにそれ(笑)俺言ったじゃん、俺のこと好きになってよって」

潤「ぬけがけしてるよこの人」

和「じゃ、聞いちゃいます？(笑)」

まーくんの腕の中で、ニヤニヤする３人を見つめる

翔「嵐の中のランキング言ってみなさい」

「…！ランキングなんて！つけれませんっ」

和「じゃあ、質問を変えましょう」

コホン、とわざとらしく咳をする和くん

和「コンサート会場行ったら、誰のうちわ持つの？」

うちわ…あのおっきいやつかぁ

ファンは、この人！って決めてうちわふってるもんね

「…決まってないです(笑)」

そう言ったら、まーくんが髪の毛をなでなでしてくれた

雅「笑ってくれた…よかった」

きゅん、って胸の中が弾けた

ほっとしたらふにゃふにゃってなって

体の力が抜けそうになるのをぐって支えてくれるまーくん

あぁ、どうしよう

胸がもっと、きゅんきゅんする

.