モノクロ２＜ARS＞ (ページ11)

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△「これが給料だ、今日買い物してくんだろう」

半分現金にして渡してくれたお偉いさん

最初イメージ悪かったけど

実は優しいのかな(笑)

「ありがとうございます！」

△「嵐が君のこと相当気に入ってるみたいで、あちらの事務所の社長もとてもご満悦みたいだ(笑)」

吉沢くんが用意してくれたお茶をすすった彼は

突然少し渋い顔になった

△「君の婚約者が帰ってくるだろう？少し約束があるんだ」

首を傾げると

お偉いさんが少し咳払いをした

△「君が嵐の元で住んでることは絶対に極秘だ、婚約者には言わないように」

「はい…」

△「君は本社で働いてることになってるから、なにかあったら本社に来なさい」

「…じゃあ、家は」

△「実家から通ってることにしておいてくれ、本社からそう遠くないだろ？」

そのあとも注意事項を細々言われて

嵐をよろしくな、と帰っていった

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事務所を出て

インターネットで調べてた店に足を運んでみる

まずは和くんの誕生日プレゼント

なかなかピンとくるものがない

どうしよう

全然決まんない

＊「何か探してますか？」

なんとなく入ってみた雑貨屋の店員さんに話しかけられる

「プレゼントなんですけど、なかなか思いつかなくて…(笑)」

＊「男性の方へのプレゼントですか？」

「…まあ…//」

＊「それならこれとかどうですか？」

なぜか店員さんがるんるんしながら連れてかれたのは

ブレスレットのコーナー

＊「これはですね、手作りできて、世界にひとつだけのブレスレットができますよ～」

か、可愛い…///

テレビでも紹介されたんですよって自信満々な店員さんにつられて

世界にひとつっていうのもなんだか魅力で

「これ作ります！」

って和くんのプレゼントが決まった

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