モノクロ２＜ARS＞ (ページ2)

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翔「ふは、それで思いついたの？」

「いや…、全くです(笑)」

翔「ニノの欲しいもの…ねぇ」

俺らは俺らなりにあげてるからね(笑)

ってまた雑誌に目を戻す翔くん

高価なものは買えないし

そもそも私からもらって嬉しいのかどうか…

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翔「A」

ぱさって雑誌を置く音がしたと思ったら

座ってた私に近づいてくる気配がして

「…な、なんですか？」

翔くんと目が合って

身体中の血液が頭にのぼる感じがした

翔「顔、真っ赤だけどどうした？(笑)」

顔を覗き込まれると更に顔が熱くなるのわかってて

きっとわざと翔くんは顔を近づけてる

和くんも意地悪だけど

翔くんはもっと意地悪

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翔「ニノの話ばっかりつまんねぇよ」

低い、声

甘くて

ぞくぞくする

「ご、ごめんなさい…」

目を逸らすと

翔「逸らすなって…」

苛々した声と思ったら

隣に座った翔くんが

私の頬を片手でつかんだ

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翔「…こっち向いてちゃんと俺の方見ろ」

怖い

怖い

「ご、ごめんなさ…」

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翔「ふふ、冗談だよ」

え…

ぱって手が離れてく

翔「ニノの話ばっかりしてんだもん」

頭を優しく撫でながら

翔「…ほんと可愛い反応するね(笑)？」

って薄く笑った翔くんが

かっこよくて

なぜか怖かった

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