３６６ 【A side】 ページ6
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お互いの番組の収録終わりがちょうど重なって、ニノと車に乗って家に帰っている途中だった
和「…そっか、みんな勝負に出るのね」
雅「ニノは？」
和「俺は、負けるつもりはない」
雅「…」
Aの誕生日の日、Aに自分の思いを伝えるって決めた
1人の男としてAのそばにいたいって
たぶん、みんな同じだよね、思ってること
Aのこと、自分の女の子にしたいって
死ぬほどそう思ってる
和「怖気づいてんの？」
雅「んなわけあるかよ」
和「…正直言うとさ、俺は怖い」
雅「…ニノ」
ニノが、上を見ながら溜息をついた
和「初めて、アイドルって職業を捨てたくなった」
雅「…」
和「事務所に別れさせられたり、本気になれなかったりしてさ、もう俺、結婚しないんだなって思ったよ。一生独り身で、嵐でいるんだなって」
ニノが好きな人と別れる度に、すっごい落ち込んでいたのを知っているから胸が切なくなった
和「初めて、嵐以上に愛せる存在ができた」
胸がギシギシと軋む気がして、ぎゅっと服を掴む
もし、Aがニノを選んだら
ニノは嵐を捨てる覚悟だってできてるってこと
そんなの俺たちだって一緒だ
雅「俺は、Aと一緒になれるなら容赦しないよ」
和「…あっそ」
不穏な空気のまま、車は寒い夜の道を走っていった
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雅「ただいま〜」
和「寒い！」
2人でリビングに駆け込む
みんなは自室に帰っているみたいで、誰もいなかった
だけど、何となく違和感があってふと上の方を見ると、Aがドアにもたれかかってるのが見える
雅「A…？」
階段を上がって、Aのところに行くと
うるうると潤んだ目で俺を見つめてきて、ドキッとしてしまった
「…まーく…ん…？」
雅「…A、どした？」
Aの前にしゃがむ
「…さっき、水飲もうとしてね、それで…」
俺がいるからか、敬語じゃなくて甘えたな口調になっていて可愛い
…じゃなくて！
雅「A、おんぶするね。運ぶから」
のそのそと俺の背中に乗って、首に手を回したAの体温は明らかに熱かった
雅「インフルエンザの可能性もあるし、夜間救急連れていった方がいい？」
和「…そうね」
後ろにいたニノは心配そうにAを見つめて、頷いた
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ゆめ - 私的にはさとしくんと結婚して欲しかったなーって感じです（笑） (3月15日 14時) (
レス) @page42 id: 3dc3e53296 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 読み終わりました。5人に愛されて羨ましい〜 (2021年12月5日 20時) (レス) @page42 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 3回読み直しました！笑 ドキドキワクワクで何回読んでも飽きない大好きな作品です！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 2958855b9d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 今まで読んだ占ツク作品で一番感動しました！ 最後にキスしたのは、ニノだと思います(願っています)。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 395b1ced10 (このIDを非表示/違反報告)
おふ - まじで映画化してほしい (2019年2月2日 1時) (レス) id: 54d489ca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年6月10日 23時
