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智「先生に…泣かせるなって言ったのに」
智くんが、怒ったようにそう呟いた
…領に、そんなこと言ったの？
雅「A…悲しいの？」
「…っ」
雅「なんで…？」
「…こんなに好きになるくらいなら、…出会わなければよかったって…」
思わず、そう言ってしまった
“出会ってくれてありがとう”って言ってくれたのに
「…、ごめんなさい…っ、わたし…」
和「Aと出会えてよかったよ、俺は後悔なんかしてない」
「…か、ずく…」
和「Aが後悔するのは、俺を選ばなかったことだからね」
バチン、と指でおでこを弾かれた
「いったぁ…」
和「ばーか」
和くんの優しい声で、少しだけ気持ちが晴れた
「みなさん…、ありがとう」
そう言うと、5人の王子様が微笑んだ
潤「もう会わないとかなしだからな」
潤くんは、一番怖かったけど一番優しくて
和「…俺たちのところに来てくれてありがとう」
和くんは、いつも近くにいてくれた
雅「コンサート、また来てね？」
まーくんは、甘えたくなるかっこいい人で
翔「寂しくなったらいつでも連絡して」
翔くんは、意地悪だけどいつも守ってくれて
智「…A、ありがとう」
智くんは、私のことを一番わかってくれてた
潤「もうすぐ、時間…か」
もう、タイムリミットが近づいている
5人との時間が、もう本当に終わる
翔「悲しそうな顔しないでよ。笑って」
翔くんが、そう呟いた
もう、じゅうぶんすぎるくらい
幸せをもらったわたしは
5人じゃない人と歩いてく
5人も、私じゃない人を選ぶんだ
いつか…
私にも、5人の幸せを願えますように
“おめでとう”って言える日が
きますように
潤「…行くか」
ポン、と頭の上に手が乗った
.
みんなが車に向かって歩いてくのを着いてく
すると、タキシードが私の視界に映った
“…睫毛がついてる”って声に
その人のいる方を見上げたら
.
「…んっ…」
あたたかい感触
唇が、ほんの一瞬だけちゅっと触れた
驚いて声も出ない私に
その人は“内緒”って指を唇に当てて微笑んだの
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ゆめ - 私的にはさとしくんと結婚して欲しかったなーって感じです（笑） (3月15日 14時) (
レス) @page42 id: 3dc3e53296 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 読み終わりました。5人に愛されて羨ましい〜 (2021年12月5日 20時) (レス) @page42 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 3回読み直しました！笑 ドキドキワクワクで何回読んでも飽きない大好きな作品です！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 2958855b9d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 今まで読んだ占ツク作品で一番感動しました！ 最後にキスしたのは、ニノだと思います(願っています)。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 395b1ced10 (このIDを非表示/違反報告)
おふ - まじで映画化してほしい (2019年2月2日 1時) (レス) id: 54d489ca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年6月10日 23時
