３７４ 【A side】 ページ14
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領「父親はかつて母親に逃げられてる。それは、財閥にとってかなりの汚名です。だから、同じことが起こらないようにAが僕から逃げるか逃げないかのチャンスを与えた」
結局、先生のお父さんと俺らの社長が、Aを利用したってことだった
どっちにしてもAは、先生か俺らと結婚できるわけだから、デメリットなんかないって考えで
…人の気持ちを弄ぶ大人に嫌気がさした
領「僕は財閥の跡取り息子だと隠してAと付き合ってました。圧力を感じさせたくなかったから。…でも結婚はやっぱり壁だったってことですね」
はぁ、と先生が首を振った
領「僕の親が貴方達を巻き込んでしまったことをとても心痛く感じてます。申し訳ありませんでした。」
和「…先生が悪いわけじゃないだろ」
松潤が、視界の端で身を乗り出した
潤「いつから俺たちのこと知ってた？」
領「確信を持ったのはネックレスでした。電話口の“かずくん”に、極秘の仕事場。調べてもらったら、すぐ貴方達にたどりつきました」
翔「盗聴器は…」
領「…あぁ、僕の秘書である彼女が勝手にやったことです。生田さん…でしたっけ。優秀ですね。すぐ気づかれたと悔しそうに言ってましたよ」
あぁ、と先生が思い出したように呟いた
領「Aが週刊誌にリークされそうになった時は、さすがに我慢の限界でしたけどね」
雅「え…なんでそれ…」
領「あの記事を潰したのは僕です。Aを危険な目に合わせるわけにはいかないので」
なぜあの時週刊誌に出なかったのか
先生が記事を潰してくれたからだった
知らないところで、俺は助けられてたんだ…
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領「それはそうと…貴方達は、僕のAにどこまで触れた？」
その瞬間、ブルッと鳥肌が立った
領「あんなに可愛い子が、君たちのために待っててくれる。女遊びが激しかったんだ。少しくらい手を出したでしょう」
誰も、何も言えない
そんな俺たちを見て、先生はなぜか悲しそうに微笑んだ
領「…正直、Aの気持ちはわからない」
智「…」
領「でも、Aが出した答えを僕は尊重するつもりで、ここに来ました」
どういう意味か、訊こうとした時
玄関でガチャッていう音がした
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ゆめ - 私的にはさとしくんと結婚して欲しかったなーって感じです（笑） (3月15日 14時) (
レス) @page42 id: 3dc3e53296 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 読み終わりました。5人に愛されて羨ましい〜 (2021年12月5日 20時) (レス) @page42 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 3回読み直しました！笑 ドキドキワクワクで何回読んでも飽きない大好きな作品です！ (2020年3月23日 16時) (レス) id: 2958855b9d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 今まで読んだ占ツク作品で一番感動しました！ 最後にキスしたのは、ニノだと思います(願っています)。 (2019年8月12日 21時) (レス) id: 395b1ced10 (このIDを非表示/違反報告)
おふ - まじで映画化してほしい (2019年2月2日 1時) (レス) id: 54d489ca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年6月10日 23時
