６、ポッキー ページ6
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「はい？」
かわいそうだから聞き直してあげると
和「困ってるなんて言われてかわいそうだなぁと思いまして、はい」
ばか丁寧に返ってきやがりました
しかも女子を瞬殺する笑顔と一緒に
なにこの人…
うざすぎる
和「そんな顔してたらほんとに彼氏にフラれちゃうよ？」
ほら、笑顔笑顔〜ってバカにしたように笑う二宮くん
その女の子みたいに整ってる顔が余計にむかつく…
和「ま、元気だしなさいよ」
机の中からゴソゴソとポッキーを出してスマイルつきで渡された
な、なに…優しいんだか意地悪なんだか読めないんだけど…
和「二宮さん実は貴女に用がありまして」
ポッキーを素直に食べてる私を見ながら
薄い唇を緩やかにあげて微笑んだ
いや…ニヤってした…？
和「いろいろ探したんですけど貴女しか適役がいなくて」
「…なんの？」
和「文化祭の委員長の補佐役」
「はい？」
.
いけないいけない、落ち着こう
は？なんで文化祭委員長の補佐役？
委員長なんて興味ないから誰かなんて知らないし…
和「もう委員長に見つけたって言っちゃたし、…彼氏といるの辛いならちょうどいいと思いますけどね？」
言っちゃったじゃないわ！！！
でも…そっか委員会の仕事やれば、帰る時間も遅いし、いろいろ考える暇もないもんね
「ん…わかった、やります」
和「んふふ、ありがとございます」
二宮くんに騙された気もするけど…
ま、いっか
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作者名：まれ
| 作成日時：2014年4月27日 14時
