不器用な君。 ◇Jun.M◆ (ページ45)

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４５、不器用なのは～O side～ページ45

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雅「俺ね、実は、思って、…げほっ」

和「ほら、もー、食べてから言いなさいよ」

ニノが相葉ちゃんに注意する

この２人は兄弟みたいで本当に微笑ましいな

雅「おっけーおっけー、…なんだっけ、忘れた」

翔「おい！(笑)」

なんじゃそりゃ

てゆーか、俺も訊きたいことあったんだよねぇ

智「相葉ちゃんさぁ、実はAちゃんのこと好きだったでしょ」

隣でニノが、うわっストレート！とか呟いてる

うん、これ訊きたかったんだよなぁ

雅「あ、思い出した！」

おい、スルーかよ？

って思ったのも一瞬

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雅「そういう大ちゃんこそ、でしょ」

なんて、急にぶっこまれたから

ほんと、敵わねぇな、って思った

智「…さぁ？」

雅「じゃあ、俺もさぁって言っとくー！」

隣のニノとこれまた隣の翔ちゃんが

俺を挟んで顔を見合わせてる

“どういうこと？”って口パク、声に出てるよ(笑)

…ま、勝手に悩んどけって

俺の気持ちは、俺しか知らなくていいんだよ

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潤「何してんのこんなとこで」

松潤がAちゃんと手を繋いで、歩いてきた

なんてタイミング

「あっ、先輩方こんにちは！」

和「俺への挨拶ないのかよ」

「…二宮くん、こんにちは(笑)」

ニノは本当仲良くなるの上手いな

松潤なんか、Aちゃんがニノと話すとむっすうってしてるし(笑)

すると、翔くんが足を組んで笑った

翔「お前らのこと見守ってた」

雅「あたたか～い目でねっ」

和「ほんっと世話がかかるんだから」

…えーと、俺もなんか言うべきか？

智「泣かされたら俺んとこおいでねAちゃん」

「ふふ、行きます」

潤「行かせねぇし！(笑)」

あぁ、すげぇ幸せそう

俺さ、松潤のこと、不器用だなぁって思ってたけど

実はAちゃんの方が不器用だったりして

そんなことを思いながら

隣のニノの残ってるクレープにがぶって噛みついた

“不器用な君。”fin.