３２、なんのこと ページ32
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「なんで、ここにいるんですか」
翔「Aちゃんの別れ話どうなったか気になってさコイツに聞いたの」
相葉先輩がむっすうってしてる
なんか可愛いんですけど…
翔「そしたら、別れたみたいだよっつうからさ！真相を確かめようと思って」
智「相葉ちゃんとくっついてれば会えるかなーって」
なにそれ…
確かに補佐役だから会えるに決まってるだろうけど
翔「で？別れたの？」
「はい…」
智「おぉ？やっと？」
大野先輩がにやにや
翔「よかったねAちゃん」
櫻井先輩もにやにや
雅「Aちゃん、ごめんね？で、どーしたの？ここに来るって言ってたっけ？」
「あ…ちょっと教室にいるより、こっちにいようかなって」
智「健気だねぇ」
「大野先輩っ//」
この人たちもサボってるってこと？
イケメンはサボってもOKなの？
ああもう！
「失礼します」
翔「ちょっと待ってよ！お話しようよ！」
振り返ると、キラキラしてる先輩２人と
呆れ顔の先輩が1人
翔「切ない恋バナをさ、今後の俺らのためにもぜひ！」
智「暇だから付き合ってよ〜」
相葉先輩のごめんって小さく呟いたの聞こえちゃったらさ、断れないじゃん…
「…わかりました」
この時、まさか放課後までここにいるとは思ってなかった
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「あのー…そろそろ、帰りたいなーなんて…」
智「コーヒー買ってきてあげる」
「いや、お昼まで買ってきてもらっちゃったので…」
翔「いいじゃん、雑用も終わったことだし」
潤くんに会いにいかなきゃ行けないのに
智「相葉ちゃん残して帰るのも嫌だもん」
相葉先輩は、委員長だからまたもや呼び出しくらって３時間程帰ってきてない
「だって、相葉先輩がさっき先帰っててって…」
智「暗いの怖いなら送ったる」
……もしかして、執拗に帰らせてくれないのって
「私が帰るの一生懸命止めてます？」
翔「なんのこと？(笑)」
さっき、ポロリと、“潤くんとは放課後ちゃんと話さないといけないと思ってて”
なんて言ったのが悪かったみたい
智「話しに行くんでしょ？やめとけってー」
「自信持ちな…って言ったのは、先輩です…」
智「なになに、なんのことだっけぇ〜」
大野先輩がとぼけて笑ってるのを
ぼんやりと見つめてる自分がいた
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作者名：まれ
| 作成日時：2014年4月27日 14時
