恋が10つ ページ11
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夏油「大丈夫だったかい?」
『あっうんありがとう夏油くん!』
嬉しそうに私に駆け寄る彼女が可愛く見えて仕方がない
あぁいつもの事か
夏油「ところで今日は何故だか雰囲気が違うように見えるけど……」
いつもより何故かキラキラと輝いて見える
服も私好みだった
『あっ気がついた?』
彼女は気づいてくれたことが余程嬉しかったのか満面の笑みを浮かべた
夏油「似合ってるよ」
私はありのままの本音を伝えた
その時に彼女はとんでもない事を口に出した
『ありがとう!好きな人の好みを考えながら選んでたの』
夏油「……」ピシッ
は?
夏油「…やっぱりそれは似合ってないね」
『え?!』
君にはそんなものは似合わない……
さっきまでのキラキラした様子が一気に禍々しく感じてしまう
『どこが似合ってないのかな?教えて欲しい』
夏油「全部」
『全然?!!』
ソイツを思いながら選んだ服も、ネックレスも、靴も、髪も
私にとっては……全然似合っていない
『えぇ…』
夏油「だから私がコーディネートしてあげるよ」
だったらソイツを思いながら選んだ物じゃなく
私が選んだ物を身につけたらいいだろう?
『へ?』
夏油「それじゃぁ早速行こうか」
『ちょっ!?え?』
私はAの腕を引っ張り服屋へと向かった
──
─
夏油「ここで選ぼうか」
『何を?』
Aはまだいまいち状況が掴めてないみたいだ
夏油「何って君の服を選ぶんだよ」
『え?!でも夏油くんも何かしらの用事があってここに来たんでしょ?悪いよ…』
夏油「いや私の用事はもう終わったから大丈夫だよ」
”もう”と言うよりも”今”と言った方がいいかな
夏油「そん事よりこれはどうかな」
『わぁ!可愛い!』
すると彼女は何かを考え込んだ
どうしたのだろう
夏油「A?」
『へい!!』
声をかけると変な声をあげながら驚かれた
その行動すら可愛らしい…
『何?夏油くん』
夏油「これ試着して欲しいんだ」
『へ?』
私は一着の黒いワンピースを彼女の前に出した
彼女は多分今来ている服とは真逆だなと思っているだろう
夏油「君にはこれが似合うと思って」
『そうかな?わかった!着てみるよ』
Aはワンピースを受け取った数分後試着室から出てきた
『どうかな?』
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MOB - こいう作品めっちゃくちゃ大好きです!!無理せずに頑張ってください!続き何時でも待ってます! (11月24日 8時) (レス) @page26 id: 60d8bdf640 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - めちゃくちゃ面白いです!!これからも頑張ってください!! (2022年3月3日 9時) (レス) id: 5cd4f01979 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - こういう関係大好物でし。へへっ((続きが読みたいです! (2022年2月25日 23時) (レス) @page23 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
すな - 私の求めてた物語がここにありました!本当にありがとうございます(^^)これからも頑張ってください!! (2022年1月5日 22時) (レス) id: 71a381830f (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 主ちゃんの想い人が自分だと知った時の夏油の反応が楽しみです…!そしてまだ姿を出していない五条がどう関わるのかが見たいです!更新これからも応援してます! (2021年7月22日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オタク達の味方 | 作成日時:2021年4月23日 18時