Love sick 【さとみ】

恋に煩い ページ16

Aside


ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ


『ん…ふわぁ』


ねむい。

できればこのまま眠っていたいが無情にも時計の針は動き続けるので仕方なく目を覚ます


1度起きれば大丈夫なタイプだから朝の支度はすぐに終わる

朝はいつもそんな感じだ


支度が終わり駅に向かう


『おはよ〜』


ひ「おはよ
てか何よ昨日のLIME
付き合ってんの？」


『何寝ぼけたこといってんの
そんなわけ
ほら電車乗るよ』


ひ「ちぇ」


ひろはは気にしていないのかと思えば意外と気にしていたり
気にしてるかなぁと思えば忘れてたりする

よく分からないやつだ

まぁそんなよく分からないやつと10年以上一緒にいる私もよく分からないやつなんだろう



*



特に何事もなく放課後を迎える


『そういえばどこで待てばいいんだろう』


そんな私をまるで見ているかのようにLIMEが来る


さとみごめん先生に用事頼まれたから少し遅れる

さとみ下駄箱の前で待っててくれるかな?

A大丈夫です。待ってますね


さすが生徒会長

何かと忙しいんだな



そして待つこと数分


さ「ごめんね待たせちゃった？」


『いえ、大丈夫です』


走ってきたのだろうか

少し息が荒い


さ「じゃあ行こっか」

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