元カノ【jyoichiro.F】 ページ8
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「ご飯美味しかったね！」
「ほんまやな。あそこのランチはリピートありやわ」
「また行こうね」
昼下がり
ご飯を食べたあと、次の目的地へと向かうために街を歩く
いろんなものに目を向けながら話をしていると
「丈一郎くん、？」
かわいらしい声が彼の名前を呼んだ
声の主の方を向くと、お人形さんのような女の子が立っていた
「やっぱり丈一郎くんだ！久しぶり」
「……おー」
「すごくかっこよくなったね。一瞬わからなかったよ」
「分からんでええよ」
「なんでそんな冷たいこと言うの？」
「見て分からん？今日俺デートやねんけど」
握っていた手を引っ張られ、彼に引っ付く体勢になる
それを見た女の子の顔が一瞬で曇った。けど、すぐまた笑顔になって
「ごめん、地味すぎて気づかなかった〜」
「え、」
「わたしと別れてから趣味悪くなったね。絶対わたしの方がいい女だよ」
「それはないわ」
「え〜！なんで？」
「自分のことしか考えへんし、浮気したやん。挙げ句俺の彼女のこと貶して。それのどこがええ女なん？」
真顔だけど、怒気を含んだ彼の声
一度だけ聞いたことがある元カノの話。浮気されたのがトラウマって言ってたからきっとこの子のことだろう
「なんでそんなこと言うの…ひどいよ、」
「ひどいのは自分やろ。俺はAにしか興味ないからもう関わってこんといてくれ」
彼が私の手を引いて歩きだす
………丈くん、大丈夫かな
話しかけようとしたタイミングで彼が立ち止まり、こちらを向く
「ごめん。ださいとこ見せたし嫌な思いさせた」
「ううん、全然なんてことないよ。…大丈夫？」
「うん、Aがおってくれたから。ありがとう」
「私なにもしてないよ」
「そばにおってくれるだけでええねん。それが俺の幸せやから」
「私も、丈くんと一緒にいることが幸せだからね」
知ってる、って嬉しそうに笑う丈くん
そんな彼の姿を見れば、元カノに対する不安とか嫉妬とかそういう思いが全て消え去った
新しい関係【daigo.N】→←彼の料理は世界一【kazuya.O】
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もものすけ(プロフ) - 性加害事務所のオタはマナー悪いさん» ご指摘ありがとうございます。外させていただきました (12月4日 18時) (
レス) id: 56ce1b8da6 (このIDを非表示/違反報告)
もものすけ(プロフ) - 葵 涼翔さん» ありがとうございます！ (12月4日 18時) (レス) id: 56ce1b8da6 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - すみません、オリジ.ナ.ル.フラグは外した方が良いかと……あと、丈くんの回めちゃくちゃ良かったです！これからも応援してます！ (12月4日 15時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もものすけ | 作成日時：2023年11月25日 8時
