プロ棋士のアリス 二人目

角砂糖25個 ページ11

in 対戦会場

「こんにちは。」

男１「こんにちは」

レモン水と水を持ちながら挨拶する。

これが僕のいつもだ。

座布団の上に座り水とレモン水を置く。

(ガタガタ ピーピー ガチャガチャ )

僕の頭の中に勝利に導く計算をする音が響く。

さあ、



お茶会(ティータイム)



始めようじゃないか。



ーーーーーーーーーーー
男サイド

景色が一変する。

俺は一つのおしゃれな椅子に座っていた。

顔はよく見えなかったがお茶を入れるアリスが見えた。

ティーカップが回る。

甘い

甘い

まだこのままでいたい

ーーパチ

「王手」

ソプラノの声が響いた。

ああ、



「また、

やられた。」

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