幼馴染み卒業希望【東海オンエア】 (ページ7)

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ろくページ7

その日は1日中、ボーッとしていた。
お昼は、りょうは彼女と食べるため、いない。
ゆめまるもちゃっかり彼女と食べるとかほざいていた。
許さない。ゆめまる。
結局、私、てつや、としみつ、しばゆーの非リア4人組で
お弁当を食べる。

と「今日、めっちゃりょうのこと聞かれんかった？」
『聞かれた聞かれた！！もう質問攻めやったもん。』
て「やっぱりょうはモテるよなー」
し「いいなー、彼女。」
『しばゆーは、とりあえず整容をどうにかしてからじゃない？笑笑』
と「俺さ、Aって彼氏いるの？って聞かれることも多いんだよね」
て、し「あぁ。俺も聞かれる」
『えっ、マジ？』
と「マジマジ。モテるんだよな、意外と」
『意外とってなんだ、意外とって』
し「意外とね笑笑」

知らなかった。
いつもなら、喜ぶところなのかもしれないが
別に嬉しくないのは、きっとアイツのせい。

お弁当を食べ終わり、てつやと教室へ向かう。
てつやが、ねぇねぇと声をかけてきた。

て「やっぱさ、A、昨日から変だよ？」
　「俺、何でも聞くから話してみなさいよ」
『いや、そんな全然変じゃないって！』
て「じゃあさ、なんでりょうの話になると」
　「泣きそうな顔するの？」

痛いところをつかれてしまった。
鈍感だと思ってたてつやに気づかれるなんて。

て「もっと俺のこと頼ってよ！！」

そう言われ、思わず涙がこぼれた。
我慢していたものが溢れるように
次から次へと流れてくる。

て「え！え！まって！場所、移動しよ！」

そう言って、てつやが連れてきたのは
使われていない多目的教室。

5時間目のチャイムがなる。

私は、それを聞いてから
てつやに今の気持ちを全て話した。