幼馴染み卒業希望【東海オンエア】 (ページ25)

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にじゅうよんページ25

朝練を終えて、皆で学校に入る。
あまり寝てないせいか、
少しくらくらする気がしなくもない。
でも、今はそんなことより
りょうの考えてることが知りたくて。

さっそく恋愛マスターてつやに聞いてみよっと。

『てつや先生。相談です。』
て「おっとー、どうしましたか？」
『私の好きな人のことなんです。』
『実は……』

そういって、この前のデートのことを
全て話した。

『どう思いますか！？』
『これは、脈があるかもしれんよって感じですか！？』
て「うーん。そうですね!」
　「これはきっと脈ありです！」
　「あのりょうくんも、Aにメロメロですね！」
『なーにー！？メロメロだとぉ！？』
『え、じゃあ、どうしたらいいんですか！！』
て「いよいよ、最終段階！」
　「告白です！！！！！」
『こ、こくはくぅぅぅ！？？！！』
『まって、キャラ作り疲れたからやめよう』
て「俺も言おうと思ってた、ナイス」
『で、もう告白ですって？』
て「いや、りょうこれは完璧に好きだろ。」
『でも、これで振られたら！』

怖い。怖いんだ。
振られたら、話しづらくなっちゃって
今みたいに皆とお昼も食べれなくなって
今みたいに朝も夜も一緒に帰れなくなって
今みたいに1番近い女の子になれなくなる。
恋人どころか、大事な幼馴染みでさえいれなくなる。
それが、ただただ怖いの。

て「そんなよ、今から振られることなんて考えんな！」
『でも、怖いもん。』
て「振られたら、俺が慰めてやるよ！」
『いや。別にいらないけど』
て「おいおいおい？遠慮すんな？」

幼馴染み卒業まで、あと少し？