幼馴染み卒業希望【東海オンエア】 (ページ24)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:32,585 hit

にじゅうさんページ24

次の日。朝は2人で登校。
いつも通りの笑顔を見せる君。
でも、そんな君を見ていられない私。

り「なんか、Aさ、今日顔色悪くない？」
『え、そうかな？』
り「うん。ちゃんと寝た？昨日」
『寝た寝たっ！もうぐっすり！！』
り「なら、いいけどさー」

言えないな。
りょうが嫉妬してくれてるかもしれないって
勝手に舞い上がって、寝れなかったなんて。
なんで、嫉妬なんかしてるんだろうって、
勝手に期待してるなんて
絶対絶対言えないよ。

やっぱり朝練に来る1番乗りは私達。
少し準備をしていると、
ゆめまるとてつやがくる。

て、ゆ「おはようー」
り「はい、遅いよー笑」
『あ、2人ともおはよ！』
て「いや、遅くない遅くない」
　「俺達は準備が早いから。な？ゆめまる？」
ゆ「まぁ、てつやよりは早いよ」
『てつやは口じゃなくて手を動かして！』
て「てかさ！A、課題送ってくれんかったやん！」
　「俺、まだやってないんだけど！」
『あ、そうだった！ごめんごめん！』
り「いや、なんでAが謝ってるの笑」
ゆ「自分でやってこいよ笑」
『そうじゃん！笑』
『まぁ、今日だけ見せてあげるよ。しょうがないからね。』
て「うわーい！A大好きー！」
『きもい！近づくなよ！笑』

Aー！と言って、近づいてくるてつや。
でも、いつまで経っても
てつやの手がそれ以上伸びてくることはなかった
そう、なぜなら、
私の前でりょうがてつやを止めてるから。

り「はい、俺の幼馴染みにセクハラしないでくださーい」
て「えー！いつもしとるやん！」
り「てつや、いつもしてる発言はヤバイからね？笑」
ゆ「そうだよてつや！Aも嫌がってるかもよ！」
て「え！A、嫌だった！？ごめん！スキンシップ多くて！」
『いいよいいよ！でも、てつや不潔だからなー』
り「ほらな、笑」
　「とにかく、Aには触らないでくださーい」
て「はーーい」
り「よし、じゃあ準備できたから行こ」

そう言ったりょうの後ろを、てつやとゆめまるが追いかける。
いつもはてつやが抱きついてきても、何も言わないのに。
変なの。
りょう、これじゃまるで、
私のこと守ってるみたいだよ。