ずっと。【東海オンエア】 (ページ10)

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24歳__春

　てつやと飲みに行く約束をした。
仕事を早く終わらせ、小柳津の家へ向かう。
実は小柳津には、ずっとりょうの事で相談していた。
高校の頃から、なんだかんだ話を聞いてくれるコイツは
意外と頼りになったりする。
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『お待たせ～』
てつや「おお、お疲れさん」
『いつものとこ??』
てつや「うん!早く行こ!」
「もうしょうがないな～」

『かんぱーーい！』
てつや「りょうとはどうなの?進展あった?」
『それがさ、聞いてよ。アッチ、好きな人いるんだって』
『もう私、どうしたらいいわけ?』
てつや「あ～。なるほどね。」
『小柳津、りょうの好きな人知らないの?どんな子?』
てつや「誰とは言えんけど、まぁ可愛い子かな」
　「普通にお似合い。」
『なんそれ、私勝ち目ないじゃん』
てつや「りょうはさ、Aの気持ちに気づいとらんやん?」
　「気づかせることが必要だと思うわけよ、ワシはね」
『え、じゃあ告白しろってこと?』
てつや「まぁ、そうゆうことよね」
『はぁ!?小柳津、面倒くさくなってない?』
てつや「違うって!りょうは鈍感だから、気づかせよって!」
『いままで好きだった人に、急に告白は無理だよ…。』
てつや「ワシが、手伝ってやるよ～。任せんしゃい。」
『やるやん。よろしく頼んだよ。』
てつや「急にやる気じゃん。」
『もう逃げないことにしたの!好きだから。』
てつや「いい事じゃ。頑張れよ」
『うん!ありがとね、小柳津』
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こうやって、あなたのことを話していると
会いたくなるの。
早く気づいてよ。