ずっと。【東海オンエア】 (ページ2)

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高1＿春

　高校の入学式が終わった。

隣の子は、小柳津って奴でめちゃめちゃフレンドリーな奴だった。
てつや「なぁ!部活決まってる!?陸上部見にいかん?!」
こんな感じで、ガツガツ来られても困る。
『いや、決まってない。見に行ってもいいよ。』
陸上部に興味が無いわけでは無かったので、見に行った。
そこで、キミを見つけたんだ。
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てつや「おやおやおやおや小柳津てつやです!」
　「絶対絶対絶対絶対この部に入るのでよよよよろしくお願いします!」
『Aです。よろしくお願いします。』
りょう「福尾りょうです。よろしくね。」
ゆめまる「杭全ゆめまるだよ〜。よろしくね〜。」
これが、私達の出会い。

見学しに来た私と小柳津は少し離れて所から
練習を見ていた。
てつや「あ、りょうが走るね」
『ん、どれどれ?』
私の目と鼻の先には、さっきのクールな君と一転して
一生懸命走る姿が見えた。
(やば、カッコいい…)
これが、りょうを意識し始めたきっかけ。
ゴールしたときの笑顔は眩しくて、見ていられずに
目を逸らした。
てつや「りょう速かったな〜。って、A顔赤くね?」
『いや、ちょっと暑くて…』
てつや「そう?あ、りょうがこっち来た」
りょう「見てて、どうだった〜?」
てつや「やっぱ入部してぇって思った!!」
『いや、別に…何とも…』
恥ずかしくて、顔を見て話せなかった。
りょう「ふ〜ん、そっかぁ。まぁ、また来てね!」
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次の日、私と小柳津は入部届を提出した。
小柳津は選手として、私はマネージャーとして。
そして、私の青春が始まった。