第百十三話 ページ47
ゾラが俺の目をちゃんと見て言ってくれた。これでなんとか、お義父さんには邪魔されないだろう...多分
貴方『...嬉しい、じゃあ俺からもちゃんと言わなくちゃね?恥ずいから一回しか言わないよ、よく聞いて?』
ゾラ「....おう」
貴方『俺ね、もうゾラがいないと駄目みたい。お前がいない事を想像できないくらい、お前が好きなんだ』
ゾラ「....うん」
貴方『だからどうか、ずっと俺の隣にいてくれ...心から愛しているんだ』
俺はそう言いながらゾラの手の甲にキスをする。キスをした瞬間にゾラの手がビクリとしたが、ゾラは何も抵抗しなかった
ゾラ「....本当に、俺でいいのか」
貴方『お前以外は考えられない、ゾラじゃなきゃ駄目なんだ』
ゾラ「だっ、て...お前は他にも好意を寄せられてる相手が沢山いるだろ?やっぱり将来の事を考えたら同じ王族の方が『ゾラ』っ...」
貴方『何でそんなに拒むの?ゾラは俺の事嫌い?』
ゾラ「きっ!嫌いなわけっ...ない、だろ」
貴方『じゃあ何で?他に何か理由でもあるの?』
俺がゾラに問いかけるとゾラは俯いて少し困ったような表情をしたが、直ぐにまた顔をあげて俺を見た
ゾラ「.....」
貴方『...また、ザラさんみたいに大切な人がいなくなるのが怖い?』
ゾラ「っ...あぁ怖いさ...!幸せな分だけ不幸もある!人生なんてそんなものだ!」
ゾラは今にも泣きそうな顔で俺の肩を強く掴む。少し痛い、だがそれだけ不安なのだろう
ゾラ「でもこれでっ、お前もいなくなったりしたら...俺はもう、生きているのが、嫌になる...!」
貴方『いやだなぁ、絶対にゾラを置いて何処かに行ったり、死んだりしないよ...約束する』
ゾラ「...信じていいのか、本当に」
貴方『あぁ...信じてくれ。お前に信じて貰えるなら俺はなんだってしてやるよ』
ゾラ「....何もしなくていい。お前がいるなら、それでいいんだ」
ゾラが俺の首に腕を回して抱きついてくる。少し震えている、俺もゾラの背中に手を回して強く抱きしめる
貴方『それで....返事は?』
ゾラ「...俺も、叶う事ならお前の隣にずっといたい。どんな事があっても、お前と一緒にいたい...」
貴方『...今度指輪でも買いに行こうか?』
ゾラ「キヒヒッ、男二人で?」
貴方『いいじゃん、恋愛に男も女も関係ないよ。好きになったらとことん好きでいればいいのさ』
ゾラ「...お前らしいよ、でもいい言葉だ」
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kokomi@ゾラ推し(プロフ) - 杏珠さん» 杏珠様!コメント有り難う御座います!ストーリーを好きと言ってもらえるの凄く嬉しいです!!これからも最低週一で更新していくので、待っていてもらえると嬉しいです!本当に有り難う御座います!!(o≧▽≦)ノ (2020年3月25日 17時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - コメ失礼します。ストーリーめっちゃ好きです(*´ω`*)更新楽しみにしてます(〃ω〃) (2020年3月25日 17時) (レス) id: d45b100f1b (このIDを非表示/違反報告)
kokomi@ゾラ推し(プロフ) - 夢竜さん» 夢竜様!コメント有り難う御座います!本当にそういってもらえるとテンション上がります本当に有り難う御座います....(;ω;`*)早めに書き上げます( ;∀;) (2020年3月21日 11時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
夢竜(プロフ) - ゾラさんと夢主君がくっつくの楽しみにしてますね! (2020年3月21日 11時) (レス) id: 2674e8aa46 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi@ゾラ推し(プロフ) - dacybanny5504さん» dacybanny5504様!コメント有り難う御座います!そう言って頂けると作者の感謝感激雨あられです!!本当に嬉しいです!!ずっと応援だなんて.....嬉死しますっ!!! (2020年3月15日 18時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokomi@ゾラ推し | 作成日時:2020年2月29日 10時