王族の男は黒の暴牛のイカしたマスクの男に一目惚れ！？3

Happy White Day !!3 ページ18

俺はそう言って右肩の骨を外して力が入らないようにした。すると鉄線がスルリと地面に落ち、やっと自由になれた

貴方『はいオッケー！』

ノエル「オッケーじゃないわよ！？肩外れてるじゃない！！」

貴方『ん？あぁ大丈夫、自分で戻せるから。おりゃ(ｺﾞｷｺﾞｷｯ』

ノエル「音がえげつないの！！それあいつの前でやってる訳じゃないでしょうね！？」

貴方『そりゃやらないよ。ゾラが怖がるし、また心配されちゃうからねぇ？』

ノエル「そそ、それならいいけど...兎に角早く入りましょう」

俺はノエルの後ろに続いて店の中に入った。入ったのはいいんだけどさぁ...

貴方『...なんでこんなに見られてんの？』

ノエル「Aさんのせいじゃない？」

貴方『あっ俺？俺のせいなの？』

俺とノエルが入って直ぐの所で話していると、店の店員らしき女性が話しかけてきた

女店員「彼女さんへのプレゼントをお探しですか？」

貴方『まぁ、そんな感じ』

ノエル「ちなみに私とこの人は恋人ではないからね？」

ノエルがそう言った瞬間に、店の中にいた奴等は全員驚いたような声をあげた。oh...そういう事ね

貴方『おいノエル、そいつあてにならねぇからお前が選ぶの手伝ってくれ』

ノエル「えぇ、良いわよ。それじゃあ...こんなのはどう？」

ノエルが目の前にあった小瓶を取り、俺の目の前に差し出した。

小瓶の中には黄色と赤のハート型の飴が一つずつ丁寧に梱包されて入っていた

貴方『おぉ...可愛いな、いいと思う』

ノエル「じゃあ決まりね。お会計してきなさい」

貴方『はぁーい。すいませんお願いしまーす』

俺が小瓶を持ってレジに行くと目の前で女性店員が三人争っていた

女店員1「ここは最初に声をかけた私がっ！」

女店員2「アンタはあてにならないって言われたでしょ！私がやるわ！」

女店員3「煩いわよ！待たせるなら私がするわ！」

貴方『...ノエル、金は出すからお前が払ってくれねぇ？』

ノエル「....Aさんちょっとごめんなさいね」

ノエルが俺にそう言うと少し背伸びして俺の内側のポケットを漁り始めた

貴方『あのちょっ！？何してんの！？』

ノエル「...あった！アンタ達！これを見なさい！これがこの人の恋人よ！」

ノエルは手に持った写真ケースを女性店員に見せる

女店員達「「「...男っ！？((ﾟ□ﾟ;))」」」

ノエルさんんん！？いつから俺がゾラの写真持ち歩いてるって知ってたのぉ！？待って恥ずかしっ！！？///

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