第四十二話 ページ48
貴方『....んぁ?』
スズ「やっとお目覚めですか、A様」
貴方『えっ?スズ?えっ?...俺の部屋?』
スズ「正真正銘、ここは貴方の部屋で、私はスズですよ」
貴方「...最後の記憶が、わからねぇ...!?どこで最後だ!?あっれぇ!?」
スズ「...それはそこにいるA様の手を握り締めている方に聞いてみてはいかがてすか?」
貴方「えっ?あーそういえ...ばっ!?」
俺は握られている方を見る。するそこには俺の手を握ったまま眠っているゾラがいた
貴方『...Σ(゚ ロ゚ )』
スズ「貴方が倒れて...恐らく一ヶ月は経ってないですが、その方はずっと貴方の側にいましたよ」
貴方『...好き、もう無理。俺尊死する』
スズ「...さっさとくっつけこのバカップル(ボソッ」
貴方『ん?何か言った?』
スズ「いえなにも、それでは失礼します」
スズは俺の服やら飲み物やらを用意すると直ぐに部屋を出ていってしまった。それより...
貴方『...可愛いから起こさないようにしとこ』
俺は自分の首に触れようとして気づいた。悪魔の手と言われた大きな手が元に戻っていたのだ。戻っていると言うか、大きさだけなんだけど
貴方『うぇー黒い手になってるー?なぁにこれー?』
大きさが戻ったのは良いけどさ、真っ黒のままじゃん。あっでも喉は跡も残らずに治ってる。流石オーヴェン先生だね
ゾラ「ん、んん...」
ゾラが顔を俺の方に向けた。びっっっくりしたぁ...起こしたかと思ったぜ
貴方『...あっ!?あっ!?ぞ、ゾラ、泣いてた...!?』
ゾラの目が赤く腫れていた、涙が伝った後まである。
貴方『こんなに腫れて...どんだけ泣いてたんだ「毎日ですよ」う、おっ...スズ!!せめてノックして!』
スズ「そこの方を起こしてしまうと思いまして、失礼します」
スズは持っているハンカチでゾラの涙の後を拭っている。ハンカチを濡らしに一回部屋を出ただけか...
貴方『...もしかして、さっきまで起きてた感じ?』
スズ「まぁ、そんな感じです。ずっと貴方の手を握って声も出さずに泣いていましたから」
はぁ〜?可愛すぎかよ〜?なにこの小動物?声も出さずに泣いてたとか、ちょっと俺も見たい!
スズ「何変なこと考えているのですか、本当に貴方生死の境を彷徨ってたんですからね!」
貴方『...まじで?』
スズ「マジです。それでずっと俺が見てるって離れなくて...A様?如何なさいました?」
貴方『...///お前一回部屋出てろ。ゾラに謝るから』
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kokomi@ゾラ推し(プロフ) - 氷牙さん» 同士!!(*`▽´*)氷河様と同士で私も嬉しいです!!私も自分が攻められる感じが好きじゃないんですよね(;><)コメント有り難う御座います!! (2019年12月27日 6時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - 自分もです!同士がいて嬉しいです!受け主読めないんですよね、自分が攻められてる感覚がするので。 (2019年12月27日 0時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi@ゾラ推し(プロフ) - 氷牙さん» 氷河様!誤字ありましたすいません!主攻めが作者的に性癖に突き刺さります!楽しく読んでいただき誠に有難う御座います!!(((o(*゚∀゚*)o))) (2019年12月26日 16時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - 攻め主ですか?受け主ですか? 楽しく読んでます。 (2019年12月26日 11時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi@ゾラ推し(プロフ) - コユキさん» ああぁぁぁぁ!!!有難うございますユユキ様ぁ!!正直昨日の仕事終わりにバッと書いたものなのでかなり可笑しい所とかあるんですけど...!!そういって頂けると幸いです!更新頑張ります!今日は時間があればハロウィンその後を書こうと思っています!! (2019年11月1日 16時) (レス) id: 4c04000691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokomi@ゾラ推し | 作成日時:2019年9月10日 20時