王族の男は黒の暴牛のイカしたマスクの男に一目惚れ！？

第十八話 ページ20

これ以上弄ったらゾラ拗ねそうだし、まぁ俺得だからいいかな

貴方『...っ、んっんー...』

やっぱり亀裂が痛いなー...服とかで隠れて見えないっぽいけど左手から首までかけて亀裂が出来てるし...もー！痛い！( :ﾟ皿ﾟ)

ゾラ「...ん？どうした？」

貴方『べっ、別にー？何でもないよー？』

ゾラ「...あっそ」

ゾラは俺の言葉を信じたのか、また前を向いて歩き出した。なーんか握られてる手に力が入った気がするようなー...？

俺がゾラに案内された部屋は至ってシンプル。大きめのベットにソファが二つ、ソファの間にテーブルが一つ...と、何だこの本の量！？至るところに積んであるし...というか本棚三つがギチギチとか嘘だろ！？

ゾラ「ほら、ここ俺の部屋だから。まぁお前の部屋でもあるんだけど...まぁ頼まれたし、嫌じゃなかったし」

貴方『え"っっ』

ゾラ「えっ？何その反応？」

貴方『...因みに誰がそんな事を？』

ゾラ「そりゃあ、ヤミの旦那に決まってるだろ？」

貴方『...あんの馬鹿団長が、何考えてやがんだよ...！』

俺の理性が持つと思って？結構ヤってるよ？畜生いつかヤミ団長も喰ってやらぁ！！腹いせじゃい！

ゾラ「ブツブツ言ってねーでさっさと入れや、日が暮れんだろ(ｹﾞｼｯ」

貴方『おうふっ！？(；ﾟДﾟ)蹴らないでよゾラさん！』

ゾラ「うるせーよ、というかもう日が暮れてんだよ。さっさと明日に備えて体を休めろ」

貴方『あっ優し(*´･∀･)でも俺寝れないからいーかなー』

ゾラ「あ"？何でだよ」

あーそんなに怖い顔しないでぇー？仕方ないんだよ、体質だから

貴方『そういう体質なんだよ。といっても体に住んでる奴等のせいなんだけどさ』

ゾラ「...さっきの黒い狼か、つーかまだいるのかあんなの...」

貴方『んー簡単に言うとさっきの黒い狼と...黒い蛇と...あと黒いにゃんこもいるよ！』

俺がにゃんこと言った瞬間、一瞬ではあったがゾラの目が輝いた気がした。まさかゾラもにゃんこ好きかー？

ゾラ「猫もいんのか...さっきのみたいに大きい奴か？」

貴方『んーん？ちっちゃいにゃんこだよ？呼ぼうか？』

ゾラ「いや...お前がまたあーなるのは見たくはないし...」

貴方『あっ、にゃんこは大丈夫だよ！にゃんこ使うのは偵察とかそこら辺だから、戦闘系じゃなければあんな風にはならないから！』

俺がそう言うとゾラは少しほっとしたようだ。だが、猫を出してもらうかはまだ悩んでいるらしい。にゃんこ可愛いのに( ・ε・)

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