10時10分の彼。 (ページ10)

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昨日言われた衝撃発言。

そして今隣を歩いている、尋常じゃないくらいかわいく見えるA。

これまで普通に"幼馴染"としてみてきたAを、これからは"好きな人"として意識した途端
今までどうやって接してきたのかも忘れてしまった。

たぶんここから始まっていたんだと思う。

お互いに"好きな人"として意識し始めた途端、俺たち2人には今までと違い、「ぎこちなさ」という壁が徐々にできはじめていた。

これまで普通にお互いの部屋を出入りしていたのに、だんだんとそれがなくなっていった。

まぁ正直、今Aと部屋に2人きりになって手を出すかと言われたら、、、

思いっきり出すに決まってる。

俺の部屋から見えるAの部屋。

お風呂上がりで、タンクトップ一枚にショートパンツというなんともラフな格好でありながら、俺の思考回路を乱すA。

気がつけばテスト勉強に向けて必死に頑張っていた数学のノートに、A。と書かれていた無意識の俺の怖さといったら。

＿＿＿そこから俺たち2人は、本格的に互いに対しての"ぎこちなさ"を増していった。