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「俺もさ、聞いた時めっちゃびっくりしたんだよね、本当に目ん玉飛び出ると思ったよ」
『ソクミナ‥お前は悪魔なのか、やめろ、やめてくれ』
淡々と話すソクミナの言葉を聞く余裕がないほど、頭の中は"失恋"で埋め尽くされていた。
ぐるぐると色々な考えが浮かぶ。
Aが笑いながらその好きなやつと過ごす日々を考えるだけで涙が止まらなくなる。
いや、もうこの際ふっきれよう！
俺が盛大に祝福してあげなきゃ、だれがしてやるんだ！
『ソクミナ‥覚悟はできた。もうここまできたらとことん失恋してやる。‥‥Aの好きな人って誰？』
ソクミナが言葉を放つまでの間、俺の心拍数は異常な程早く上がっていく。
すぐ隣にいるソクミナを見ようにも見れない始末。
「わかった。じゃあ言うよ？びっくりしないでよ？
えっとね、ヌナの好きな人は
ヒョンだよ。」
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作者名：ほったま | 作成日時：2017年5月12日 8時
