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・
父「龍斗、A、もうご飯だってー」
あれから、家に帰って、
お兄ちゃんの部屋のベットを背もたれに
ふたりとも無言で座っていた
その無言は、別に気まづいものじゃなくて
お兄ちゃんとだから。
何故か、その無言さえ居心地がいいんだ、
そこに、
階段を上がる足音と、
お父さんの声が聞こえた
私のスマホの画面には、一世からのメール
彼には色々報告をしなきゃいけないことが
たくさんあったから、真っ先に連絡を入れたの
そんな一世からは、
一世おめでとう。作品のことは明日話そう
って返信が。
質素な文章だけど
それも一世らしくて、
我ながらいい友達を持ったと思う。
お父さんに向かって
はーい！なんて言いながら、
携帯の電源を切って
ドアの方へ向かおうとすると
龍斗「こっちおいで」
「ん、？」
お兄ちゃんは
ドアとは真逆の場所にある物入れの方へ
わたしを導く
元々、部屋にものが少ないお兄ちゃん
そんな彼のクローゼットは
左下の部分だけ丸々空いた
背の高いお兄ちゃんは背中を丸めてそこに入ると、
手でもう一度、コッチ、と呼んでくるから
不思議に思いながら
私も、彼と同じようにそこに入る
案外、そこは広くて
あまり窮屈には感じなかった、
だけど、お兄ちゃんがドアを閉めると
光をいれなくなったその中は、
何も見えず真っ暗になる
「おにいちゃ、」
私が彼の名を呼ぼうとすると
龍斗「ん、」
唇に、さっきと同じ感触が走った、
そんな状況に
ドアを開く音と
すぐそこに聞こえた、お父さんの声
父「あれ？龍斗ー？」
父「Aもいない、」
おっかしいなー、返事しなかったか？
大きな独り言とスリッパの音が
ちょっと遠ざかると
私たちの唇も離れた
それから、お兄ちゃんは
さっきのようにドアを開ける
すると、眩しすぎる光が
私たちを照らした
龍斗「父さんたちには、秘密な？」
「……うん、」
にこ、なんて効果音が着くかのように微笑むお兄ちゃん、
先に進む、彼の背中を見つめながら
私も、感じたことの無いドキドキと
彼への恋心に満ち溢れた感情を胸にしまい込んで
静かに、タンスを出た、
・
移行します！
あんず
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あんず(プロフ) - りおさん» ありがとうございます！！！書いていて、こっちまでムズムズしてきちゃいます（笑）ありがとうございます、そう言って頂けてすごく光栄です！ありがとうございます、頑張ります！ (2019年3月17日 23時) (
レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 清良さん» いつもコメントありがとうございます！わ〜！！嬉しいです！ありがとうございます！ひよりちゃんはあんずが作りました（笑）何かに繋げるかもしれませんが今のところは特に何もありません（笑）。そこまで深く考えてくださって、凄く嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年3月17日 23時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
清良(プロフ) - いつも読ませてもらってます！バリバリのアプリコットです！笑 White Angelerの瑠夏ちゃんはわかったのですが、Myu_a(ミューア)のひよりちゃんが誰かわかりませんでした。この方も何かとつながっているんですか？教えてください！ (2019年3月16日 2時) (レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 通知来て飛んできました……。はぁ、龍斗くん最高すぎ!! なんて言うんですかね？禁断系？な作間くんと鈍感な夢主ちゃん。。なんとも言えないもどかしさがあります！本当に最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年3月14日 21時) (レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - とらさん» いいですよね……（笑） (2019年2月2日 11時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2019年1月6日 21時
