兄妹恋愛禁止法

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相変わらず、



ボタンをきっちり閉めて
ネクタイもしっかり結んである瑞稀くんと、



ボタンを開けて、
ネクタイもゆるゆるしている涼くん









優斗「瑞稀くん、Aちゃんのこと知ってるの？
てか呼び捨て？」









涼「優斗は外部だったけど、優斗以外の4人は中学からエスカレートだったじゃん」



涼「だから、何回か
Aちゃんに会ったことあるの」









そう







涼くんと瑞稀くんと、ガリさん(今日は用事があったみたいで、先に帰っちゃったみたい)の3人は


ちょっと前からお兄ちゃんと仲良しで








私も、普通に呼び捨てで呼ばれるし
人見知りの壁無く、話せるくらいの仲になったの












そうだったんだ！！


と まるで漫画のように、
めちゃめちゃオーバーリアクションで
納得する優斗さんの横へ









龍斗「ごめん、お待たせ」








いつものカバンを持ったお兄ちゃんがやってきた









瑞稀「作ちゃんもさ、
もたもたしてると優斗にAとられるぞ」




龍斗「は、」









瑞稀くん……？








妹、取られるって、

どういう意味？？









いや、意味はわかるけど、







……？

ううん、やっぱりわかんない、









たくさん頭にハテナを浮かばせる私に


瑞稀くんは何事も無かったように手を振った









瑞稀「じゃあね、A」


「うん、？
ばいばい、瑞稀くん」







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