笑顔が一番 ページ35
_
望「せんぱーい」
『……』
望「…先輩？」
『、、、』
望「A先輩！！！！」
『は、、、え？、あ、どしたん？』
小瀧くんの声に肩が跳ねる。
なんや、大きい声出して。
望「それはこっちのセリフですよ。
ぼーっとして、どないしたんですか。」
ぼーっとしてたんか、私。
あの現場を目撃した翌日。
出社して、自分のデスクに着いても、
なんとなく、昨日の事が気になるというか、むしゃくしゃするというか、色んな感情がぐちゃぐちゃになって、仕事に集中出来ないでいた。
『別にどーもないで。
うん。どーもない、どーもない』
なんで、私はこんな気にしてるんや
別に、藤井さんの事なんて好きちゃうやろ？
そうや。どーでもええねん。
あっちからあんなにグイグイ来てたくせに、別の女の子と遊んでたっていう藤井さんのだらしなさにイラッとしてるだけやもん
すぐ治る。こんなん。
望「せんぱーい、、また固まってますよ」
『、、あ、うん。』
いい加減、切り替えろ、私。
望「先輩、自販機まで飲みもん買いに行きません？」
『え？』
望「ずっと座ったまんまやと、そりゃ先輩でも参りますって。息抜きに、ね？」
そう言うて首を傾げる小瀧くんに
罪悪感が湧いてくる。
後輩に気使わせてどうすんねん、、
『、、ごめん。』
望「え！？ダメなんですか？」
『あっ、そういうわけやなくて、、
気使わせてごめんってこと。』
望「びっくりしたぁ、、、！
先輩が俺に謝ってくるなんて珍しいから、
お断りの方のごめんかと思いましたよ。笑」
なんておちょける小瀧くん。
いつもなら、どーゆー意味？って言うところやけど、今日のところは許してやろう。
『ありがとう、小瀧くん』
望「、、、先輩は笑顔が一番似合いますよ。」
『ん？なんて？』
望「いや、なんでもないっす。
先輩はアホ面下げて笑ってる方がええですよって言うただけなんで。」
『それ、なんでもなくないやん。
私がいつアホ面下げたって？』
望「あれ、そんなん言いましたっけ？」
『やっぱ、腹立つ、、、』
この後輩はやっぱり許さん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずぽんず(プロフ) - オカヤマさん» 嬉しいお言葉を沢山ありがとうございます！ここまで読んで頂けて感謝しかございません！続編はいつになるかは分かりませんが、色々構想を練ってますので、気長にお待ち頂ければ幸いです(*^^*) (2020年5月22日 14時) (
レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
オカヤマ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！更新されるたびに喜ばせていただきました笑途中途中出てくる重岡先輩…めっちゃくちゃかっこよかったです！今までたくさん楽しませてくれてありがたうございました！続編も楽しみにしてます (2020年5月22日 14時) (レス) id: 9c104eff01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：__ゆずぽんず☆°＊.・°. | 作成日時：2020年3月24日 3時
