TPO ページ22
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『先輩にも言うといて』
望「えー!なんで今日ダメなんですかぁ!?」
『あー、、気分よ、気分。』
ホンマのこと言うたらめんどくさいから、
適当にごまかす。
望「気分!?」
『乙女にはそーゆー気分の時があんねんて。』
望「先輩乙女やったんですか。」
『そろそろしばかれたい?』
ホンマに失礼やな、こいつ。
望「嘘ですって!!…もー、分かりました、重岡先輩にも言うときます。」
『うん、よろしく。』
パソコンに向き直った小瀧くんの横顔は若干ふてくされていた。
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下でバッタリ人に会わんように、誰よりも早く仕事を片付けて一階ロビーへ。
商品開発部の前通る時に確認してへんかったけど、まださすがに来てへんよな。
なんて思っとったら、ふと目に留まった見覚えのある明るい茶髪の後ろ姿
『藤井さん…っぽい。』
と思って確認しようと一歩踏み出せば、何の前触れもなくあっちから振り返ってきた。
私を見るなりパアッと満面の笑みを浮かべる人物はやっぱり藤井さんしかおらへんくて。
流「おっ、Aちゃん!こっち!」
その満面の笑みで駆け寄ってきた。
『藤井さん、声大きいです…っ!』
誰かに見られたらどうすんねん。
焦ってキョロキョロする私とは真逆に
まったく悪びれる様子はない藤井さん
流「ええやん、人おらんし。」
『受付の方おります。』
流「まぁー、ええやろ?
とりあえず、外出ようや。」
"ええやろ?"の何がええのか全く分からんまま、黙って能天気な藤井さんの横について外に出る。
流「どっか行きたい店ある?」
『特にここが良いとかはないですけど、人がおらんくて、ゆっくり話せるとこがええかな…』
流「え、人おらんくてゆっくり話せる店?」
『…なんか変な事考えました?
前みたいなことしたら、ホンマに部長に言いつけますからね?冗談抜きで。』
流「いや、変な事は考えてへんけど!
なんか、、ゆっくり話してええんや…って。笑」
『え?いや、社外ならええですよ。
……私、そんな藤井さんへの態度ひどかったですか?』
たしかにいつも社内では藤井さんのファン達や御局様達に目を付けられるのが嫌で避けちゃったりしてたかもやけど、、、
そんなひどかったかぁ、、
『なんか、、すみません。』
流「いやぁ、俺がTPO考えへんのが悪いねんなぁ。アホやねん、俺。」
ハハッなんて笑う藤井さんにつられて私も笑ってしまった
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ゆずぽんず(プロフ) - オカヤマさん» 嬉しいお言葉を沢山ありがとうございます!ここまで読んで頂けて感謝しかございません!続編はいつになるかは分かりませんが、色々構想を練ってますので、気長にお待ち頂ければ幸いです(*^^*) (2020年5月22日 14時) (レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
オカヤマ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!更新されるたびに喜ばせていただきました笑途中途中出てくる重岡先輩…めっちゃくちゃかっこよかったです!今までたくさん楽しませてくれてありがたうございました!続編も楽しみにしてます (2020年5月22日 14時) (レス) id: 9c104eff01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:__ゆずぽんず☆°*.・°. | 作成日時:2020年3月24日 3時