７８。 ページ35
「愛してるって言ったよ。」
『・・・・・ごめん』
酒癖が悪い私は、酔うと記憶をなくし、本音がポロリと零れる。
私、あの時から智のこと・・・
ううん、もしすると、出会った頃から私は 智に惹かれていたのかもしれない。
智と出会ってから。
智と共に笑い合う日々と巡り会えた時から。
智がいれば、いいって思ってた。
智がいれば、智さえいれば、私は、笑えてた。
「でもさ、朝起きたらアレだもんね？笑
挙げ句の果てに？見合い相手の翔ちゃんと？」
『翔、ちゃん？』
「あぁ、この前、会ったの。A返すから、二宮の妹ちゃんを俺に託してほしいって」
『え・・・・・？』
「あなたも好きなんでしょ？って言われたよ」
“幸せになるんだよ”
そう言った時の翔くんの顔が、脳裏に浮かんだ。
『ねぇどうして、家にかえってこなかったの？』
「あぁ？押して引く作戦？笑」
『は？』
「俺がいなくなったら、Aも俺の存在がどんなか気づくかなあって」
『・・・・・馬鹿』
「まぁ成功なのかなぁ
失敗のような気がするけど
終わりよければ全てよしということで」
またキスをしようとした智を阻止するように、トントン。と扉をノックする音が部屋に響いた。
「そろそろお願いします」
『あっ、すみません』
めんどくせぇって唇を尖らす智の手を引き、式場に戻る。
ケーキ入刀もキャンドルサービスも、めんどくせぇ！ってグチグチ文句だらけの智の頭をひっぱたきながら、行った。
「早く帰りたいよう」
『我慢しなさい』
「子作りしようよう」
『しません』
「がびーん智ショック」
『可愛くないよ』
智ショックゥ〜！って叫ぶ智を無視し、隣の会場に移動して、披露宴が行われる。
智の旧友の相葉くんがスピーチしてる間、智はそれに耳も傾けず、ずっとキスばっかり迫ってきて、
平手打ちしたら結構気持ちのいい音がして、会場が湧いた。
そのあと、相葉くんが、
智くん、会う度ずっとAちゃんの話ばっかでさ〜超面倒くさかったよ〜
って言って、智が相葉くんの腰に、無言で蹴りを入れた。
なんとか無事に披露宴がお開きになり、飲みに行こうってみんなの声を、智は頑なに拒否して、
智に引っ張られるがままに、あの家に帰った。
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亜希子(プロフ) - とってもとっても良かったです(*^ーﾟ)b (2018年12月11日 19時) (
レス) id: 7fa4b72743 (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー(プロフ) - MUSHさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて光栄です...（号泣）最後はハッピーイエイ☆で完結することができ、一安心してます(笑)幼馴染み〜にお付き合いくださり、ありがとうございました！また宜しくお願いします♪ (2014年10月30日 18時) (レス) id: 16cb64061c (このIDを非表示/違反報告)
くろーばー(プロフ) - RISAさん» ありがとうございます！お返事遅くなってしまい、申し訳ありません(泣) 次の作品は、このお話とは真逆な感じになっております♪ぜひそちらもよろしくです☆（完結済だぞん）ありがとうございました！ (2014年10月30日 18時) (レス) id: 16cb64061c (このIDを非表示/違反報告)
くるこ(プロフ) - こっそり読ませていただいておりました！もうほんと智〜〜良かったねぇ。鳥肌たちました。素敵な作品をありがとうございました！この智がだいすきでした。結婚式って素敵なものだなぁ。また遊びに来ます！おつかれさまでした！ (2014年8月8日 17時) (レス) id: 67a35c33cd (このIDを非表示/違反報告)
あおい3104♪ - くろーばーさん» クローバーさんからの投げキッス、きちんと受け取りました。笑いや、正確に言うとヒミツの関係からですね！あ、一回コメさせてもらってますよ！智菜で、笑目玉、もう落としちゃダメですよ？私と読者の皆様が悲しみます。笑 (2014年8月5日 16時) (レス) id: eade39a9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー
| 作成日時：2014年7月4日 19時
