体弱めのSZ (6)

◎ ページ33

S.S side



健人くんと無理しないっていう約束でやることになった。


結局だるくて、でも車に乗ったら朝食もあってか、あんまり距離は長くなかったのに酔っちゃって、

みんなに迷惑かけちゃった。


健人くんもこうなること気づいてたのかな…。

袋だしてくれて。ほんとに助かった。


聡マリも声掛けてくれたり、風磨くんも車止めてってマネさんに声掛けてくれたり。


ほんとに感謝だ…。

でも撮影はここから。

おそらくここからが本番だと思う。


それとこれからも迷惑かけるのかって思うと申し訳なさでいっぱいになった。



風「勝利大丈夫か？迷惑とか考えてんだったら気にすんなよ」



風磨くんは超能力者なのか…。

心配だったことが少し減った気がした。



勝『ありがとう。今日よろしくお願いします…』


健「そんなん気にしないでいいよ〜」


聡「今は？体調大丈夫、？」


マ「お水買ってくるね！」


みんなが声掛けてくれて、熱のせいもあってか少し泣きそうになる。


健「泣かなくていいよぉ…笑」


そういって頭を撫でてくれるのはいつもは嫌だけど今日はとっても嬉しかった。


健「ちょっと熱上がってきてるかな…」


風「顔も赤いな、ソファー…松島ソファーから荷物どかして」


聡「うん！」



そうして綺麗になったソファーに寝かせてくれる。

健「とりあえず撮影まであと1時間くらいあるから寝れそうだったら寝ちゃいなね」


風「体温計と、冷えピタと解熱剤とか、マリウスにそのまま買ってきてもらうか。」


そうして風磨くんが携帯を持った時にマリが帰ってきた。


聡「あぁタイミング悪っ…」


マ「え、なになに！？」


風「めっちゃ申し訳ないけど体温計、冷えピタ、解熱剤。お願いしていい？」


マ「うん！全然いいよっ！いってくるね！」



そういって２回目の買い物をさせちゃって本当に申し訳ない…。



それに気づいてくれたのか、



健「大丈夫だよ、勝利はただ寝てればいいからね。」



健人くんはそう言って声をかけてくれた。


その後マリも帰ってきてそしたら安心して寝ちゃっていた。




健「……り…勝利…起きれる？」




トントンと優しく肩を叩かれて、目が覚める。


呼ばれちゃったんだけど…。なんて申し訳なさそうに言う健人くん。



勝『うん、ありがとう。良くなった気するから…。行けるよ』



大丈夫大丈夫と暗示をかけて楽屋を出た。

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