いつもの日々 ページ7
與那城 side
今日も朝が来た。
俺は誰よりも早く起きて、朝ごはんの準備をしなければならない。
顔だけ洗ってキッチンへ向かう。
『ふふんっふんっふふんっ!なっにつくろっ〜』
鼻歌交じりに言葉を発しながら、冷蔵庫の中を見る。
昨日は納豆ご飯にしたから、今日はトーストにしようかな。
目玉焼きと、ベーコンと。あとはキャベツのサラダを少しお皿に盛ればいいかな。
柾「よなさん〜… おはようございまぁす。」
『お、柾哉おはよう。今日も偉いねえ。ちゃんと起きて。』
柾「ねえ、(笑) もう俺高校生だから!」
『西さんは起きないでしょうよ、(笑)』
柾「洸人はあれでいいの。なんか洸人が起き始めたら、ふふっ、」
『なぁんだよ、(笑)』
柾「ううん、なんでもない。(笑) 朝ごはん、手伝うよ」
『うわ〜助かる。じゃあそこのパンを〜…20枚くらい焼いといちゃって』
柾「そんなに!?」
『いつもそうじゃんよ。何人かオカワリするでしょ?頼んだよ』
柾「まぁ、たしかに。(笑) はぁい。」
柾哉はブライトホームの中でも1番のしっかり者。
普段から、こうやってたくさんお手伝いしてくれている。
蓮「奨くん、柾哉おはようさん!朝ごはんのいい匂い〜」
『蓮おはよう。』
柾「蓮くんおはよ〜」
蓮「お手伝い偉いなぁ柾哉は!じゃあ俺は猛獣たち起こしてくるとするか、(笑)」
『ご苦労様です。(笑)』
子供たちの部屋へ向かう蓮の姿を目で追う。
蓮が居なきゃ、この生活だって出来なかったなぁなんて。
柾「ねえ!よなさん!卵焦げてる焦げてる!」
『あぁ!まじ!!あちゃあ〜…』
柾「考え事?よなさん無理しないでね」
『んは、柾哉ありがとうな。』
照れたようにはにかむ柾哉はとっても可愛い。
景「はよざいまーす。」
『景瑚もしかして今日も蓮に起こして貰ったの?』
景「いや、起こして貰ったとかじゃなくて、絶対蓮くん俺の事起こすの毎日の楽しみだから」
『蓮に迷惑かけすぎないでよほんとに、、(笑)』
景瑚はおちゃらけてるけど、凄くいい子。
蓮は相当手を焼いてるみたいだけど。
…っていうか、景瑚は職員なはずなんだけどな、、笑
迅「けいごくーん!!!おはよ!」
眠そうに目を擦る景瑚に思いきり突進したのは、ブライトホーム最年少のガキンチョ迅。
迅「あとの2人もおはよ!」
『あとの2人って…(笑) とりあえず、その寝癖直しておいで。』
ブライトホームが明るいのは、迅のおかげでもある。
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作者名:ぽぽまる | 作成日時:2024年3月29日 0時